イシス編集学校のアドバイザリーボード〈ISIS co-mission〉の武邑光裕さん(メディア美学者)による新連載が始まる。メインテーマは「理解」だ。そもそも、理解とは何か? なぜ、理解しなければいけないのか? 理解を理解たらしめているものとは何か? 編集の型「3M(メディア・メッセージ・メソッド)」でおなじみのマーシャル・マクルーハンをはじめ、「編集は理解の本質」と喝破したリチャード・ワーマンなどの思想をヒントに、ソーシャルメディア時代における「《理解》の秘密」に迫る。 理解とは何か? テクノロジーは私たちを取り巻く環境の「形」を変え、その結果、「形」は私たちの実際の姿を変える。フォームは新たなフォームを生み出す。かつてカナダ出身の英文学者、文明批評家のマーシャル・マクルーハン(ハーバート・マーシャル・マクルーハン、Herbert Marshall McLuhan、1911~1980)は