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ブックマーク / jbpress.ismedia.jp (6)

  • 「神話なき時代」の苦悩を私たちはどう乗り越えるか ヘッセも救われた「モンテ・ヴェリタ」(真理の山)を訪れて | JBpress (ジェイビープレス)

    アルプスの南麓、マッジョーレ湖畔にある南スイスの観光地アスコナに、「モンテ・ヴェリタ」(真理の山)と名付けられた丘がある。ここはかつて、スイスの心理学者であるカール・ユングや、ドイツ文学の作家ヘルマン・ヘッセなどの個性的な人物が集い、近代が生み出した矛盾を乗り越えるために交流した場所である。 私はこの歴史的な場所に招待され、「地球環境変動と生物多様性」についての国際会議に参加し、世界各国の研究者と議論を交わす機会を得た。この経験をもとに、モンテ・ヴェリタに集った先人たちの足跡をたどりながら、自由な近代社会を生きる意味と、そこで自然が果たす役割について考えてみたい。 はじまりは菜主義者のコロニーだった 歴史上の偉人とも言える多彩な知識人たちはなぜモンテ・ヴェリタに集まったのか。 モンテ・ヴェリタは、スイス・イタリアの国境に位置するマッジョーレ湖を南に見下ろす小高い丘にある。丘の上には、19

    「神話なき時代」の苦悩を私たちはどう乗り越えるか ヘッセも救われた「モンテ・ヴェリタ」(真理の山)を訪れて | JBpress (ジェイビープレス)
  • ついに発生した人類史上初の集団ドローン攻撃 65年ぶりの航空攻撃に衝撃を受けるロシア、米国 | JBpress (ジェイビープレス)

    シリア、イラク、ウクライナではすでに民生ドローンの軍事転用が盛んに展開されている。ウクライナの世界最大の弾薬庫がドローンによって爆破され、米国の戦略家たちの間で議論が起きたことは、コラムでお伝えしたとおりだ。 (参考)「自衛隊はドローン1機の攻撃を防げない」 http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/50754 さらにここにきて、人類史上初の自家製ドローンによる集団攻撃が実施され、大きな衝撃となって報じられている。今回は、その概要と意味について論じてみたい。まずは、その概略を見てみよう。 手作りドローン集団がロシア空軍基地を襲撃 1月5日、13機のドローンがシリアに展開するロシア軍を襲撃した。10機がフメイミム空軍基地へ、3機がタルトゥース海軍基地に向かい、攻撃を敢行した。これらは固定翼タイプの無人機であり、10発の爆弾を抱えていた。 ロシア国防総省の公式

    ついに発生した人類史上初の集団ドローン攻撃 65年ぶりの航空攻撃に衝撃を受けるロシア、米国 | JBpress (ジェイビープレス)
  • 「神話なき時代」の苦悩を私たちはどう乗り越えるか ヘッセも救われた「モンテ・ヴェリタ」(真理の山)を訪れて | JBpress (ジェイビープレス)

    アルプスの南麓、マッジョーレ湖畔にある南スイスの観光地アスコナに、「モンテ・ヴェリタ」(真理の山)と名付けられた丘がある。ここはかつて、スイスの心理学者であるカール・ユングや、ドイツ文学の作家ヘルマン・ヘッセなどの個性的な人物が集い、近代が生み出した矛盾を乗り越えるために交流した場所である。 私はこの歴史的な場所に招待され、「地球環境変動と生物多様性」についての国際会議に参加し、世界各国の研究者と議論を交わす機会を得た。この経験をもとに、モンテ・ヴェリタに集った先人たちの足跡をたどりながら、自由な近代社会を生きる意味と、そこで自然が果たす役割について考えてみたい。 はじまりは菜主義者のコロニーだった 歴史上の偉人とも言える多彩な知識人たちはなぜモンテ・ヴェリタに集まったのか。 モンテ・ヴェリタは、スイス・イタリアの国境に位置するマッジョーレ湖を南に見下ろす小高い丘にある。丘の上には、19

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  • 先進国の犯罪事情:犯罪減少の興味深い真相

    (英エコノミスト誌 2013年7月20日号) 先進国では犯罪が急激に減少している。減少傾向を維持するため、各国政府は厳罰化ではなく、犯罪の抑止に力を入れるべきだ。 保守派の米国人学者ジョン・ディルリオ氏は1990年代に、新種の「スーパープレデター」、すなわち「人の命に対する敬意と将来への意識を全く持たない子供たち」が、米国人の安全をほとんど際限なく脅かすことになるだろうと主張した。 ディルリオ氏だけではない。専門家の多くが、犯罪は増え続けると確信していた。法に従う人々は、警備員がパトロールするゲート付きのコミュニティーに閉じこもり、政治家や警察署長は偉そうなことを言って統計値をこねくりまわす以外、ほとんど何もできないだろうと予想されていた。 ディルリオ氏は後に前言を撤回した。こうした悲観的な見方が間違っていたことは明らかだ。ディルリオ氏が前述の主張をした90年代でさえ、既に米国の犯罪の波は

  • ササニシキはなぜ消えたのか? 米離れの時代でも味をめぐる品種競争は激化 | JBpress (ジェイビープレス)

    炊きたての白く輝くごはんを口にするときこそ、日人が幸せを感じる瞬間だ。店頭には多種類の米が並ぶが、「コシヒカリ」や「ひとめぼれ」などのブランドにこだわる人も多い。どのような違いがあるのだろうか。 今年の新米は価格安 新米の季節がやってきた。米穀店やスーパーの店頭に掲げられた「新米入荷」の張り紙に心躍らす人もいることだろう。今年は、西日の天候不順にもかかわらず、出来高は上々。価格は近年にない低水準で、どの銘柄も安くなると予想されている。 だが、価格安の理由は、単なる今年の出来高の良さからくるのではない。日人の米の消費が年々減り続けているのだ。2011年の震災後の米価高騰が消費の低迷にさらに追い打ちをかけた。一方、2013年は豊作だったおかげで2014年は米の供給が過剰気味だとJAなどは分析している。 白米を主に味噌汁や漬物を組み合わせた日人の生活は、古くから続いていると思っている

  • 子供を叱る若い母親に言いたい、「お母さん、それは無理です」 | JBpress (ジェイビープレス)

    私は家庭内では、主夫として家事全般を引き受けている。さらに、結婚に際しての姓に変わっているわけで、日人男性の中では珍しい生き方をしているのだと思う。 もっとも、当人としてはさほど珍しいことをしているつもりはなくて、生活が珍しいものになってしまっては大変である。 上の子供が生まれてからもうすぐ15年になる。それだけの年月、来る日も来る日も洗濯や買い物や料理をしてきたおかげで、いずれの腕前もの追随を許さない高処に到達しているのだけれど、それを素直に喜べないのはなぜなのか? また、私自身は普通だと思っていても、主夫という存在が少数派であることにかわりはない。 すっかり顔馴染みになったスーパーの店員さんたちからは、「当にエラいですよね」と折に触れて感心されて、そんなエピソードを旧知の女性編集者に話すと、「あたしたちだと、やって当たり前ですからね」と皮肉を返される中で、私は日々の暮らしを送っ

    子供を叱る若い母親に言いたい、「お母さん、それは無理です」 | JBpress (ジェイビープレス)
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