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ブックマーク / www.h-yamaguchi.net (62)

  • 「隠れられる社会」について - H-Yamaguchi.net

    オウム真理教関連の特別手配犯で最後に残った1人、高橋克也容疑者が、17年間の逃走の後、西蒲田の漫画喫茶で発見され、逮捕されたという件。前日あたりからネットで「逮捕か」みたいな大騒ぎがあったわけだが、そのとき野次馬が集まった場所とは違ったところにいたわけだ。 「オウム高橋容疑者を逮捕=都内の漫画喫茶に潜伏-地下鉄サリン事件の殺人容疑など」(時事通信2012年6月15日) 1995年に起きた地下鉄サリン事件などで特別手配されていたオウム真理教元信者の高橋克也容疑者(54)が15日、東京都大田区内で身柄を確保され、警視庁は殺人容疑などで逮捕した。 オウム関連の逮捕案件がこのところたて続けにあったから関心が高まっていたということもあるんだろうが、やはり大ニュースだ。新聞の号外も出たらしい。ネットでも、この件については、あちこちでいろいろな人がいろいろなことを言ったり書いたりしてる。何はともあれひと

    「隠れられる社会」について - H-Yamaguchi.net
    hatayasan
    hatayasan 2012/06/27
    「自らを詮索されたくない人が恐れるのは行政権力よりむしろ、身の回りの善良な人々だ。」
  • H-Yamaguchi.net: 「ぞっとした」にぞっとした話

    最初に目にしたときから、何か違和感があった。 福島第一原発の事故に関する民間事故調(正式には「東京電力福島第一原発事故に関する独立検証委員会」というらしい)の報告書が公表されたとするニュースについての話だ。たとえばこれ。 「菅首相が介入、原発事故の混乱拡大…民間事故調」(読売新聞2012年2月28日) 東京電力福島第一原発事故に関する独立検証委員会(民間事故調、委員長=北沢宏一・前科学技術振興機構理事長)は27日、菅前首相ら政府首脳による現場への介入が、無用の混乱と危険の拡大を招いた可能性があるとする報告書を公表した。 報告書によると、同原発が津波で電源を喪失したとの連絡を受けた官邸は昨年3月11日夜、まず電源車四十数台を手配したが、菅前首相は到着状況などを自ら管理し、秘書官が「警察にやらせますから」と述べても、取り合わなかった。 バッテリーが必要と判明した際も、自ら携帯電話で担当者に連絡

    H-Yamaguchi.net: 「ぞっとした」にぞっとした話
  • H-Yamaguchi.net: 「もえOL」お仕事探し1カ月半の「神展開」を追う!

    最近局所的に話題になったAneCan2010年5月号の特集「4月→5月のもえOLお仕事探しの1ヶ月半コーディネート」。「もえOL」が勤務先企業の倒産から次の仕事を見つけるまでの1カ月半の着回しコーディネート、というふれこみ。1カ月半で次の仕事が、という点もさることながら、そのいきさつが神展開らしい、というのでどれどれと見てみた次第。 一応念のため書いておくが、「もえOL」は別に「萌え」なのではなく、押切もえさん演じるところの、AneCan的に理想のOL像、ぐらいの意味だろうから誤解なきよう。押切もえさんに萌える人には(いるなら)どっちでもいい話だが。 リンク先にある目次で見ていただければわかるが、このコーナーは仕事服の特集「緊急指令 目指せ!働くコンサバNo.1」を構成する3つのコーナーのうちの1つ。こういう雑誌にも倒産みたいな話が出てくるとは、という文脈で話題になったわけだ。ちなみに「激

    H-Yamaguchi.net: 「もえOL」お仕事探し1カ月半の「神展開」を追う!
    hatayasan
    hatayasan 2010/04/09
    「もえOLという非実在OLが解雇から転職へ至る「修羅場」でもおしゃれにすごしているさまというのは、はるかに重い現実に直面していたり、その不安にさいなまれる実在のOLさんたちにとって一種のよりどころ」
  • ネットにもサイレントマジョリティはある - H-Yamaguchi.net

    「ネット世論」ということばがある。「世論」というのは「世間一般の意見や考え」というぐらいの意味だろうから、それに「ネット」がくっつくと、「ネットの中で一般的な意見や考え」くらいになるだろうか。わざわざ「ネット」とつけるということは、「ネット世論」は「世論」とはちがうという含みがあるのかな。いまや全国民の7割だかがネットユーザーであるわけで、ネット世論が全体の世論とちがうというのもなんだか妙な気がするわけだが、ユーザー層は必ずしも国民一般の縮図とはなっていないのも事実だし、実感にもそこそこ合っているような気がするにはする。 それはいいとしても、「ネット世論」も「世論」の一種なわけで。となると、アレだなアレ。 世論を語るときに、サイレントマジョリティという考え方が持ち出されることがある。Wikipediaによると、1969年にニクソン大統領が「発言はしないが現体制を支持している多数派」という意

    ネットにもサイレントマジョリティはある - H-Yamaguchi.net
    hatayasan
    hatayasan 2009/07/15
    「現在のネットは、コミュニケーションの手段というより、むしろそこで時間をすごす「場」のような存在になりつつある。となれば、単にそこで話されている内容だけが大事なのではない。」
  • 「tsudaる」議員たち - H-Yamaguchi.net

    ごく手短に。Twitterでそのときの状態を刻々と書いていくことを、日では「tsudaる」というらしい(参考)。津田大介さんがネタ元(参考)。ご人がどう思っているかは知らないが、まあ不名誉な使い方ではないし、たぶん大丈夫だろうと思うのでそのまま使ってみる。 「tsudaる」人々はいまやあちこちにいるわけだが、ちょっと面白いのが、永田町の住人さんたち。全体でどのくらいいるのか知らないが、現在フォロー中なのはこの方とこの方。それぞれ、出席中の会議なんかを「tsudaって」くれてる(出席中の会議ではない場合もあるらしいので注意。審議中の議員がその最中に、というのは議論の余地もあるだろうし、「瞬間沸騰」する前にぜひご自身でお確かめいただきたく。個人的にはやったらいいと思うけど)。内心の突っ込みみたいなのも見えていい。同じ会議をそれぞれの立場から「tsudaる」機会とかないかな。 まだ少数派だけ

    「tsudaる」議員たち - H-Yamaguchi.net
    hatayasan
    hatayasan 2009/06/18
    橋本岳衆議院議員と逢坂誠二衆議院議員。
  • はてブのコメントを採点するという一人遊び - H-Yamaguchi.net

    ネットサービスの1つでソーシャルブックマークというのがある。自分ではほとんど利用しないが、「はてなブックマーク」、通称「はてブ」は、自分の記事に対する反響を見るためにけっこうよくチェックしている。ブックマークをつけるときにひとことコメントみたいなのができるようになっていて、各ユーザーの画面からはブックマークをつけた記事についてのコメントになっているわけだが、記事のほうのページをみると、その記事をブックマークしたユーザーのIDとともにそのコメントが並んでいるから、ちょうどコメント欄のようになる。 ずらっと並んだコメントを見ていて、既視感を覚えることがよくあって、何だろう何だろうとずっと思っていたのだが、最近思い当たった。 小テストだ。 職場で「Moodle」を使っている。オープンソースのLMSで、機能は充分とはいいがたいが、それなりには使える。で、そのMoodleには、オンラインで小テストや

    はてブのコメントを採点するという一人遊び - H-Yamaguchi.net
    hatayasan
    hatayasan 2009/01/05
    「採点」基準のある人のスターは見ていて興味深い。
  • 佐々木俊尚著「ブログ論壇の誕生」 - H-Yamaguchi.net

    いただきもの。多謝。佐々木ファンの皆様には毎度おなじみの「月刊佐々木俊尚」、今月の新刊は「ブログ論壇の誕生」とな。ぶっとい帯に「新しく巨大な言論の波 マスコミを揺るがし政治を動かし旧弊な言説を一掃する」と大書きしてある。編集者の「ふんがっ」という荒い鼻息がいきいきと伝わってくるね。 今回取り上げているのは、ブログの言説が「世の中」を実際に動かし始めたという状況。「月刊」なだけに、毎日新聞問題、チベット問題、ウィキスキャナー事件、民主党小沢党首のニコニコ動画、共産党志位委員長の国会質問動画、秋葉原連続殺傷事件、光市「1.5人」発言問題、青少年ネット規制法問題等と「新鮮」なネタぞろい。4つの節に分かれていて、それぞれ「ブログ論壇」はマスコミを揺さぶる」「ブログ論壇は政治を動かす」「ブログ論壇は格差社会に苦悩する」「ブログ論壇はどこへ向かうのか」というタイトルでくくられている。 書のキーワード

    佐々木俊尚著「ブログ論壇の誕生」 - H-Yamaguchi.net
    hatayasan
    hatayasan 2008/09/18
    「記者の人たちが、ブログを読んで「あ、そういう見方があったか。いただきぃ」と取材して書く、なんていうことは実際けっこうあるんじゃないだろうか。」
  • H-Yamaguchi.net: 「アルファブロガーに聞く」で話を聞きにいった話

    もともと先方からの訪問を受けるはずだったのだが、今、職場は入試期間中のため関係者以外立ち入り禁止になっている。で、こちらから出向くことにしてみた。私としては、この機会に新聞社の中を見てやれ話を聞いてやれという社会科見学ノリで(ほらこないだ日テレも行ったしさ)ほいほいと出かけたわけだ。 こちらが受けたインタビューのほうは、まあよくある話だし、記事のほうを見ていただければよいかと。今回の企画の趣旨からみても、編集意図に沿って発言を恣意的に切り貼りするということはなさそうだし(参考)、そのあたりデジタルメディア局の方々は安心できそうだし。そもそもたいしたことはしゃべってない。というわけで、話を聞いた話に絞る。 話を聞くといえば、やはりネット界隈では最近とみに話題の多い毎日新聞。やはり話題はアレとかアレとかだな(関連記事ということで、これとこれを挙げとく)。すでにGIGAZINEでやってることとか

    H-Yamaguchi.net: 「アルファブロガーに聞く」で話を聞きにいった話
    hatayasan
    hatayasan 2008/02/08
    「ネット君臨」にはネット関係の部署からは動員がなかったという裏話など。
  • 「識者」のコメントなんてそんなもんだ - H-Yamaguchi.net

    事件を報じた2007年12月15日朝日新聞の朝刊に、「識者」のコメントが載っている。このうち、帝塚山学院大学人間文化学部教授の小田晋氏(犯罪精神医学)のコメントを全文引用する。短いし、誤解を招くといけないので全文。 まさに「ゲーム犯罪」 小田晋・手塚山学院大学人間文化学部教授(犯罪精神医学)の話 スポーツクラブに侵入した犯人は、狩猟をする感覚で銃撃したように感じる。銃は自分の力強さを誇示するものであり、無防備な水着姿の子供や大人に向けて乱射することで、自らの優越感と征服欲を満たそうとしたとも受け取れる。犯人と被害者はまったく関係がない可能性が高く、典型的な無差別殺人だ。迷彩服を着ていたとの情報もあるが、米国では大人が迷彩服姿で「戦争ごっこ」を楽しむ遊びが流行している。今回の事件は、まさに「ゲーム犯罪」と言えるかもしれない。 たぶん、言えない。同じ朝日新聞の同日の夕刊にはこう書いてある(人の

    「識者」のコメントなんてそんなもんだ - H-Yamaguchi.net
    hatayasan
    hatayasan 2007/12/17
    「わかりやすくする」のが役割だとするならば、ほんとうのところどうなのかなんて大した問題ではないのかも。
  • マスコミと格差に関する質問を受けた話 - H-Yamaguchi.net

    アメリカでジャーナリズムを研究している大学院生の方から、メールでコメントを求められた。なんでも、「日の格差社会に対するメディアの姿勢を課題にメディア論」の論文を書いているのだそうで、面識はないのだが、私のブログを見て意見を聞きたいとのこと。いわゆるマスメディア論だったら他に適任者がいくらもいるだろうと思うのだが、まあきっと他の人にも聞いてるだろうし、聞かれた以上なんかしら返しときたいし、というわけで、少しだけ考えてみることにした。 メールでまず返すのがスジかとは思うが、せっかくなので、いきなりブログで書いてみる。「ブログで書くことを期待」みたいに書いてあったので、まあいきなりブログでも文句はいわないだろうと思う。このテーマだと、たぶん、ご意見のある方がたくさんいるのではないかと思うので、コメント欄でもトラックバックでも寄せていただきたい。大学院生の方にも参考になるのではないかと思う。 質

    マスコミと格差に関する質問を受けた話 - H-Yamaguchi.net
  • 「安全」と「安心」 - H-Yamaguchi.net

    この数年間、この会社が直面した状況というのは、しゃれにならないぐらい「スリリング」なものだったのではないかと思う。テレビ局でいえばゴールデンタイムの放送を禁じられたようなというか、居酒屋が午後5時閉店を命じられたようなというか、そんな感じだろうか。単品経営が競争力の源泉と自他共に認める状況でいかにあの騒動の影響をしのいだか、といったあたりが語られていている。 もうひとつ興味深かったのが、このくだり。 いまの日を覆っている安全と安心が一緒くたになった情緒的な議論には少し違和感があります。 いわずとしれた「例のあの問題」に関するコメントだ。この人、というかこの会社のスタンスは一貫してたから、こういう発言になるのは当然理解できる。この発言、特に「安全と安心が一緒くたになった情緒的な議論」というあたりは2つの意味で興味深いと思う。 1つめはこの主張そのままの意味。「安全」と「安心」はちがう、それ

    「安全」と「安心」 - H-Yamaguchi.net
    hatayasan
    hatayasan 2007/11/27
    「「安全」は客観的リスクであるのに対して「安心」は主観的リスク/「みんな一緒」方式が、安心を求める「情緒的な議論」というよりむしろ、もっとどろどろしたものの産物っぽくみえる」
  • ネットの匿名性を問題にする人は郵便の匿名性を問題にするんだろうか - H-Yamaguchi.net

    総体的に考えてみれば、匿名で情報発信できる状況を守ることも、実名で責任ある議論を展開することも重要、というあたりがしごくまっとうな落としところじゃないかと思うんだが、皆さんそれぞれのお立場とか苦い経験とかがあるもんだから、そう簡単には引き下がれないわけだ。 対立点はいろいろあるんだろうが、ごくあらっぽく煮詰めると、「自由と責任」なんてあたりに行き着くんじゃないかと思う。来、両方伴ってなんぼという建前なんだろうが、実際上はどうもトレードオフっぽくなってるわけで。匿名で責任ある議論を展開できればそれはそれでOK。実名で無責任な言論を展開すればそれなりの結果が待ってるのは当然のこと。問題は、匿名で無責任な言論を展開する場合で、これを必要悪として認容するかしないか、あるいはこれに積極的な価値を見出すか見出さないか、なんてあたりが焦点になるんだろう。何か弊害軽減のための方策を立てれば、反対側のとこ

    ネットの匿名性を問題にする人は郵便の匿名性を問題にするんだろうか - H-Yamaguchi.net
    hatayasan
    hatayasan 2007/10/27
    そもそもネットって匿名性の高いメディアなの?という話。その気になればわかってしまう部分が多いのは郵便よりネットのほう、というのは納得。
  • ネットはいつ「リアル」の仲間入りするのだろうか - H-Yamaguchi.net

    よく、「ネットでのコミュニケーションはバーチャルなもので、リアルな関係とはちがう」といったいいかたをする人がいる。「まがいもの」だ、みたいなニュアンスだ。いいたいことはわからないでもないが、たいてい見下した説教臭い論調なので、それだけで辟易する。しかし、感情的に「きらい」とかいってるだけだと説得力がないので、少し「理論武装」してみようと思った。といっても、社会学者さんとか哲学者さんとかが好きそうな高邁なご高説じゃなくて、せいぜいが思いつきレベルの屁理屈なんだが。 「ネットはバーチャル」論というのが要するに何なのかをちょっと考えてみると、どうも2つぐらいありそうな気がする。ひとつは、ネット上の人格は現実の人格と異なっているし、身元が確かでない人のいうことを不用意に鵜呑みにするのは危険だ、といったコミュニケーションの相手方に関すること。もうひとつは、ネットを介したコミュニケーションでは当の気

    ネットはいつ「リアル」の仲間入りするのだろうか - H-Yamaguchi.net
    hatayasan
    hatayasan 2007/10/25
    ネットのコミュニケーションがリアルかバーチャルであるかどうかはそのときコアに使っている世代が判断するのではないかという話。
  • Quechupがなんだかすごい勢いで嫌われてる件 - H-Yamaguchi.net

    もう知ってる人も多いと思うけど。「Quechup」というオンラインコミュニティサービスがあるんだが、これが最近すごい勢いで嫌われてる。サービスそのものは、ぱっと見たところふつうのSNSっぽいんだが、問題はその「感染力」。いったんメンバーに登録すると、その人のアドレス帳に載ってる人に対して勝手に招待を送りつける機能があるらしい。共通の知人友人とかがいた場合は悲惨で、あっという間に招待メールが山のように押し寄せることになる。 さっそくWikipediaに書かれてる。 Quechup is a UK-based social networking site that has recently come under fire for sending invitation e-mail messages to every address in a user's address book as par

    Quechupがなんだかすごい勢いで嫌われてる件 - H-Yamaguchi.net
    hatayasan
    hatayasan 2007/09/07
    アドレス帳に登録したアドレスに問答無用に招待メールをばらまく、"感染力"の強いSNS。自称「online dating community」
  • 動画投稿サイトと画像検索 - H-Yamaguchi.net

    別に画期的な指摘をしようとかいうことではないのであらかじめ念のため。むしろ誰もが考えるはずのことだと思う。 動画投稿サイトの代名詞になりかかっているYouTubeとか、最近どんどん人気が高まってるニコニコ動画とか、動画投稿サイトというと、どうしても著作権が気になるコンテンツが少なくない、という印象がある。実際その通りなわけだが、とはいえそうでない動画もたくさんあるし、中の人が全部チェックしてから公開するなんてご苦労なことをやってるサイトもある。 で、権利関係がクリアな動画というと、どうしても自分やその仲間が録ったもので、しかもその当人たちが登場しているものが多くなるわけだ。こういう動画もたくさんあって、面白いやつなんかはものすごいアクセスが集まったりしてる。韓国あたりだとこれで小銭をかせいでる人なんかもいると聞く。これまたたいへんけっこう、なわけだが。 そういう動画の中では、登場人物も匿名

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    hatayasan
    hatayasan 2007/08/20
    「「楽園」は、ほぼ例外なくやがて消滅する運命にある。」
  • メディアに公平を要求するなら - H-Yamaguchi.net

    民主党の小沢代表のメッセージがニコニコ動画に出ている件で、なんだか大騒ぎになっているらしい。運営側でコメントを管理しようとした件(参考)、結局不具合でコメントできなくなった件、その裏で開発者ブログのコメント欄がすごいことになっている件。 いろいろな考え方があり、さまざまな立場がありなわけで、意見が割れるのはいたしかたあるまい。ただひとついえるのは、これが新しいことへの挑戦であって、いろいろな人がこれによっていろいろな意味で「試されている」ということだ。それに関連して、ひとことだけ書いておきたいことがあったので。 報道を行ういわゆるマスメディアは、政治に対して中立であることを求められるというのが、実際はともかく、一応の建前だ。特に選挙がらみとなれば、皆神経質になるのは当然。わが党をこの番組に呼ばないのはけしからんとか、もっとしゃべる時間をよこせとか、あちこちでばちばちやってる。メディアに対し

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    hatayasan
    hatayasan 2007/07/13
    開発者のブログのコメント欄が荒れているらしい。
  • 「ネットサーフィン」っていわなくなったのはいつのことだろう - H-Yamaguchi.net

    とあるところでとある方々とお話していて出てきた話。ちょうどしばらく前からつらつら考えていたことと同じだったので(こういうのをシンクロニシティ!とかいう人もいるだろうが、まあ普通に考えればただの偶然だ)、別に新しい話でもないんだが、書いてみることにする。 「ネットサーフィン」って、最近いわないよねぇ? Wikipediaによれば、「ネットサーフィン」とは、「ウェブページの閲覧において、各ページを、興味のおもむくまま、次々に表示して閲覧していく行動を、波から波へと渡るサーフィンに見立てた造語」だそうだ。不勉強にして、サーフィンで「波から波へと渡」っていくさまというのを見たことはないんだが、それは私がそこまでできるうまい人を見たことがないだけで、まあ世の中にはそういう人もいるということなんだろう。 別に新しい話でもないというのは、グーグルで「ネットサーフィン」と検索すると、関連検索のキーワードで

    「ネットサーフィン」っていわなくなったのはいつのことだろう - H-Yamaguchi.net
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    hatayasan 2007/07/09
    「めざすページがどこにあるかわからない状況では、ネットの海はまさに「冒険の海」だった」「「Internet Explorer」という名前はもうなんか古い。「ネットサーフィン」時代の名前だもん」
  • H-Yamaguchi.net: 「非常民の民俗文化―生活民俗と差別昔話」

    このは、著者のフィールドワーク(というより「実体験」といったほうが適切かも)に基づいて、庶民、もっというと下層の庶民の民俗を綿密に記録している。民俗学というと柳田國男が有名だが、この人の書くものはすべて柳田民俗学に対する強烈な批判がちりばめられている。書のタイトルにある「非常民」も、柳田のいう「常民」に対する概念。そんなきれいごとなわけねぇだろアホ、みたな敵意むき出しだし、水平社運動にも関わっていたとかで思想性もけっこうアレだったりするから、主張部分は「部外者」にはちょっと引くものがあるが、それはおいといても事実部分はとても参考になる。 この赤松啓介という人は、他にも「夜這いの民俗学・夜這いの性愛論」なんかが知られているが、書にもその手の話はけっこうたくさん出てくる。「国家の品格」「美しい国」一派の皆さんのような生まれのおよろしい方々には見えなかったのだろうが、ここに描かれたような、

    H-Yamaguchi.net: 「非常民の民俗文化―生活民俗と差別昔話」
    hatayasan
    hatayasan 2007/03/14
    「子どもだけで遊んでいると、いろんな理由で「不幸な事故」が起きたりすることもある。そうした問題に共同体として対応するやり方として、いわゆる「神隠し」だの「河童」だのが使われた」
  • H-Yamaguchi.net: 「グーグル革命」と「逆SEO」をめぐる極素人的妄想

    2007年1月21日に放送されたNHKスペシャル「グーグル革命の衝撃」があちこちで話題になっている。初めて知ったという人も知ってることばかりじゃんという人も、「グーグルすごい」という人も「グーグルなんか」という人もいるが、総じていえば「グーグルすごい、でもちょっとこわい」みたいな感想が多いだろうか。もちろんそれは、番組自体がそう描いていたからでもあって、映像やらBGMやらも含めて、全体としてこわがらせようとする雰囲気を演出していたように思う。 で、見ながらつらつらととりとめもなく考えたんだが。 「こわい」というのは、要するにグーグルに情報の流れをすべて握られてしまうのではないか、そうなったらどうなってしまうのかみたいな話なわけだが、これには大きく分けて2つの類型があるように思う。「グーグルにすべてを握られてしまうのではないか」派と、「グーグルに無視されたら終わりだ」派だ。いいかえると、「グ

    H-Yamaguchi.net: 「グーグル革命」と「逆SEO」をめぐる極素人的妄想
    hatayasan
    hatayasan 2007/01/25
    「私たちがグーグルを使うのは、グーグルが優れているからであって、それがグーグルだからではない」逆SEOの話も興味深い
  • ワンフレーズの効用、再び - H-Yamaguchi.net

    最近話題になっている、例の「ホワイトカラー・エグゼンプション」についての、安倍首相の発言だ。2007年1月5日付の朝日新聞記事ではこう伝える。 残業代ゼロ 首相「少子化対策にも必要」 安倍首相は5日、一定条件下で会社員の残業代をゼロにする「ホワイトカラー・エグゼンプション」の導入について「日人は少し働き過ぎじゃないかという感じを持っている方も多いのではないか」と述べ、労働時間短縮につながるとの見方を示した。さらに「(労働時間短縮の結果で増えることになる)家で過ごす時間は、例えば少子化(対策)にとっても必要。ワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和)を見直していくべきだ」とも述べ、出生率増加にも役立つという考えを示した。首相官邸で記者団の質問に答えた。 首相は「家で家族そろって卓を囲む時間はもっと必要ではないかと思う」と指摘。長く働くほど残業手当がもらえる仕組みを変えれば、労働者が働く

    ワンフレーズの効用、再び - H-Yamaguchi.net
    hatayasan
    hatayasan 2007/01/09
    安倍首相のホワエグ発言を朝日・日経でチェック。これはメディアリテラシーの教科書になりそうだ