アルファブロガーとか言われてた人のメルマガって、一線退いた芸能人のその後のディナーショーみたいなもんでしょ? 嫌すぎるよねw
昨日は退職の挨拶にブックマークや Twitter などで多数のコメントをいただきました。改めて、自分がたくさんの人に支えられていることを実感し、自分は幸せ者だなと感じました。本当にありがとうございます。 いただいたコメントで「次はどこへ」というご質問を多数いただきましたので、報告させてください。 本日より、グリー株式会社で働きます。 グリーのサービスのビジョンは「インターネットを通じて、世界をより良くする。」というメッセージに集約されています。 インターネットが本格的に世の中に普及してすでに10年以上の年月が立ちますが、まだまだ、それが秘める体験は世の中の人々に届いていないと感じます。ここ何年かの間に、ブログや SNS、ソーシャルゲーム、ソーシャルメディアなどの大きなトレンドがあって、その中で各サービスがその体験を補完する形で立ち上がってきました。 これから10年20年、自分がやるべきこと
本日8月31日をもって、はてなを退職しました。 入社は2004年9月1日でしたから、今日でちょうど6年です。6年間の間に、はてなブックマークをはじめとする各種サービスの企画開発やディレクション、インフラの構築、技術チームのマネジメント等々、色々な経験を積むことができました。その一方で、なかなか自分の思うようにはサービスを成長させる、会社を伸ばすことができず自分の力量不足を感じる毎日でもありました。その足りない能力と経験を埋め合わせる日々が、成長を促してくれたとは思います。 この6年は、はてなという会社が、個人あるいは家族のような繋がりから組織に変っていく過程でした。会社というものが何なのかを全然知らなかった自分が、Webサービスの開発と運営に、組織がなぜ必要かというのを体で知ることになりました。なかなかに得難い経験でした。 遠回りもありましたが、はてなは組織になりました。新サービスは日々ユ
「ここは見慣れない場所だね」 「そうですね」 「どうしようか」 「どうしましょうか」 「ちょっと周りを見てくるね」 「ありがとう。お願いします。」 「見てきたよ」 「どうでした?」 「怖いモンスターもいたけど、面白そうなものがたくさんあったよ。」 「怖いモンスターがいたのですか、それは怖いですね」 「怖いモンスターはいるけど、それより面白いものがいっぱいあったんだ。」 「怖いですねえ」 「もう少し詳しく知りたいね、もう少し見てくるね」 「ありがとう。お願いします。」 「もっと見てきたよ。」 「どうでした?」 「危ない罠もいっぱいあったけど、本当のことがいろいろ分かったよ。」 「危ない罠があるんですか、それは危ないですね。」 「でも、本当のことがわかるよ。」 「危ない、危ない」 「あちら側には、面白くて、楽しいこともあるし、本当のこともわかるんだ。」 「でも、危なくて、怖くて、うそもたくさん
自分を取り巻く周囲、物事の変化は急には起こらない。急に起こる変化というのは非常に希だろう。 社会情勢にしてもビジネスにしてもコミュニティにしてもそうだが、何か変化を誘発する動きがあった時、すぐにそれが社会やコミュニティ全体に変化を及ぼすというよりは、その動きが小さな部分に変化を起こして、そこがゆっくりと徐々に拡がっていって気付いたら全体が変わっていた...というようなことが多いように思う。 特にその変化が起こっている環境の当事者や一部分でいると、変化を感知することが難しい。日々の変化はごくごく微少だから、慣性が働いてしまって、それを感じ取ることができない。改めて一年前ぐらいを振り返ったときに「ああ、変化したんだな」ということが、そのときになって分かる。多くの人は、多くの変化に対してそうであろう。 希に当事者でありながら変化に自覚的である人がいる。それは特定の人があらゆる現象に対してそうであ
大阪のジュンク堂でおこなわれたはてなCTO 伊藤直也さんによるトークセッション「私と技術書」を拝聴してきました。 ご自身の大学受験から現在に至るまでの「本を読むことと自分とのかかわり」について、90分もの時間濃ゆいお話をうかがうことが出来た。セッションでは、なおやさんの人生に深く関わった技術書が多数紹介され、どのようにその本と向き合ったかについて語られた。技術者の方にはモチベーションの上がる刺激的な情報だったと思う。わたしは技術者ではないし、プログラミングのプの字もわからず数字を見るとめまいがする人間なので、今日紹介されたほとんどの技術書は今後読むことがないかもしれない。おそらく、ない(事実 内容をメモすら出来なかった。宇宙語みたいで)。しかし技術書を通じ、なおやさんの人生をほんの少し垣間見せていただいたことで、自分の中で非常に感化されるものがあったのは確かで、お話の内容と自分に湧いた思い
はてなブックマークに関連エントリーを配信する機能を追加しました。詳しくは 告知日記で。 この関連エントリーは、株式会社プリファードインフラストラクチャー (以下 PFI) の技術者のみなさんと一緒に開発しました。週末に2泊3日で京都で合宿をしてコア部分を作り、その後京都と東京に分かれてオンラインで連絡を取りながら2週間ほど作り込みをして、今日リリースです。 この合宿では何チームかに分かれて、今回の関連エントリーの機能以外の開発も行っています。その辺の成果はまた後日にリリースできるのではないかと思います。 はてなブックマークの一つの問題として、昔のエントリーがデータベースに埋もれてしまうという点がありました。その問題の解決策としての類似記事抽出、それから検索機能の強化を以前から考えていました。PFI のメンバーのみなさんは情報検索技術のスペシャリストです。アカデミックな研究の成果を製品化を通
3月7日を持って、はてなの取締役を退任し、執行役員となりました。正式な肩書きは「執行役員 最高技術責任者 (CTO)」となります。 京都に本社を移転するにあたり、数ヶ月前から今後の自分の役割について検討してきました。自分としてはやはり現場で開発の仕事を続けていきたい、また京都まで来たからにはよりそれに集中したいという思いが強くありました。会社全体の指揮を取りながら現場でサービスを作っていくというのを両立するのは、自分の能力では難しいと思い、取締役を退任することとしました。 経営の仕事というのは、自らの働きかけにより会社の中にある個々の力を結集させて、より大きな力へと増幅させることです。自分は、それが取締役に課せられる役割のうち最も重要なものだと思いました。会社全体を見渡しながら個々の力のベクトルがうまく同じ方向を向くように働きかけたり、各チームではカバーされていない隙間があったらそこを支え
はてなグループの終了日を2020年1月31日(金)に決定しました 以下のエントリの通り、今年末を目処にはてなグループを終了予定である旨をお知らせしておりました。 2019年末を目処に、はてなグループの提供を終了する予定です - はてなグループ日記 このたび、正式に終了日を決定いたしましたので、以下の通りご確認ください。 終了日: 2020年1月31日(金) エクスポート希望申請期限:2020年1月31日(金) 終了日以降は、はてなグループの閲覧および投稿は行えません。日記のエクスポートが必要な方は以下の記事にしたがって手続きをしてください。 はてなグループに投稿された日記データのエクスポートについて - はてなグループ日記 ご利用のみなさまにはご迷惑をおかけいたしますが、どうぞよろしくお願いいたします。 2020-06-25 追記 はてなグループ日記のエクスポートデータは2020年2月28
昨日MIJSのコンソーシアム内での技術発表会があり、理事会の方から「参加ベンダーの技術者が集まるイベントなので、技術者に元気を与えられるような人に講演をお願いしたい」という話があったので、はてな伊藤さんに講演をお願いした。 伊藤さんにお願いしようと思ったのは、伊藤さんなら、エンタープライズの世界にウェブの世界の元気な風を吹き込んでくれるのではないかと思ったからだ。 以下、私なりに講演の内容をまとめてみた。 ■「建物の建て方」 つくる対象がどのようなものかで、作り方は当然変わってくる。これは建物もソフトウェアも同じ。1階建ての格好良い小さなロッジを建てるのと、60階建ての安全で高品質な巨大ビルを建てるのとは方法も道具も異なる。ロッジを建てる時にはノコギリを使うが、巨大ビルを建てるにはクレーンを使う。 よくブログの世界でソフトウェアの開発について、ぜんぜん違うことをやっている人が同じ土俵で議論
【ITpro Challenge!】「世界を変えられるのはコードだけ」---はてなCTO伊藤直也氏が明かす“ネトゲ廃人”から“なりたかった自分へ”の道のり 「本当の意味で世界を変えられるのはコードだけ。コードとインターネットの力で,10万人を驚かすことができた」---はてな 取締役最高技術責任者 伊藤直也氏は9月7日,イベントITpro Challenge!でこう語った。アルファギーク(技術の方向性を指し示す先鋭的なエンジニア)の代表格とも目される伊藤氏は,意外にも「ネトゲ廃人(ネットワークゲーム中毒者)」で「不満を会社のせいにしていた甘ちゃん」だったという。 ネトゲにはまった「何も生み出さない3年間」 伊藤直也氏とコンピュータの最初の出会いは早く,幼稚園の時に父親が買ってきた8ビット・パソコンで,雑誌に載っていたゲームのプログラムをキーボードから入力して遊んでいたという。だが,中学や高校
はてなグループの終了日を2020年1月31日(金)に決定しました 以下のエントリの通り、今年末を目処にはてなグループを終了予定である旨をお知らせしておりました。 2019年末を目処に、はてなグループの提供を終了する予定です - はてなグループ日記 このたび、正式に終了日を決定いたしましたので、以下の通りご確認ください。 終了日: 2020年1月31日(金) エクスポート希望申請期限:2020年1月31日(金) 終了日以降は、はてなグループの閲覧および投稿は行えません。日記のエクスポートが必要な方は以下の記事にしたがって手続きをしてください。 はてなグループに投稿された日記データのエクスポートについて - はてなグループ日記 ご利用のみなさまにはご迷惑をおかけいたしますが、どうぞよろしくお願いいたします。 2020-06-25 追記 はてなグループ日記のエクスポートデータは2020年2月28
はてなブックマークからは毎日のようにいままでは知りようがなかったすばらしい記事やニュースを得ています。こうして日記を書いた後にたくさんのフィードバックをいただいています。コメントのないブックマークでも、その一つ一つがとても嬉しい。そこに人がいる、という感じがします。はてなブックマークを作って良かった、と思います。 一方、はてなブックマークでの厳しい一言で人が傷ついたりしているのを見かけます。誰かがちょっと間違ったということを指摘するのに、バカとかアホとか、そんなことを書く必要は本当にあるんだろうか、自分の思う正しい回答を丁寧に示すだけでよいのではないか、と思います。 人間の感情なので、色々思うことは止めようがない、とも思います。また一方で、それを外にストレートに出さないよう理性を働かせるのもまた、人間のあり方だと思います。 コメントを見て「身から出た錆だ」と思ったこともあるし、僕自身も自覚
はてなグループの終了日を2020年1月31日(金)に決定しました 以下のエントリの通り、今年末を目処にはてなグループを終了予定である旨をお知らせしておりました。 2019年末を目処に、はてなグループの提供を終了する予定です - はてなグループ日記 このたび、正式に終了日を決定いたしましたので、以下の通りご確認ください。 終了日: 2020年1月31日(金) エクスポート希望申請期限:2020年1月31日(金) 終了日以降は、はてなグループの閲覧および投稿は行えません。日記のエクスポートが必要な方は以下の記事にしたがって手続きをしてください。 はてなグループに投稿された日記データのエクスポートについて - はてなグループ日記 ご利用のみなさまにはご迷惑をおかけいたしますが、どうぞよろしくお願いいたします。 2020-06-25 追記 はてなグループ日記のエクスポートデータは2020年2月28
先日のライブドアのテクノロジーセミナー(http://d.hatena.ne.jp/naoya/20061214/1166063145)でも少し触れたのですが、はてなのサーバーは今後さくらインターネットのiDCでホストすることになりました。 複数の iDC を検討しましたが、最終的にさくらインターネットに決めた理由は回線品質の高さと回線が低価格である点でした。 はてなのようなコミュニティ中心のサービスは、お金の面では、どうしても回線コストと収益の間にアンバランスが生じがちです。ショッピングサイトや各種メディアのようなコンテンツに比べてマネタイズが難しい、というのがその主な理由です。 例えばはてなのトラフィックの多くははてなダイアリーの日記へのアクセスで占められていますが、基本的に個人の日記にははてな側からは広告を掲載しないポリシーでいます。そのためトラフィックを多数必要とされる箇所で収益を
はてなグループの終了日を2020年1月31日(金)に決定しました 以下のエントリの通り、今年末を目処にはてなグループを終了予定である旨をお知らせしておりました。 2019年末を目処に、はてなグループの提供を終了する予定です - はてなグループ日記 このたび、正式に終了日を決定いたしましたので、以下の通りご確認ください。 終了日: 2020年1月31日(金) エクスポート希望申請期限:2020年1月31日(金) 終了日以降は、はてなグループの閲覧および投稿は行えません。日記のエクスポートが必要な方は以下の記事にしたがって手続きをしてください。 はてなグループに投稿された日記データのエクスポートについて - はてなグループ日記 ご利用のみなさまにはご迷惑をおかけいたしますが、どうぞよろしくお願いいたします。 2020-06-25 追記 はてなグループ日記のエクスポートデータは2020年2月28
はてなグループの終了日を2020年1月31日(金)に決定しました 以下のエントリの通り、今年末を目処にはてなグループを終了予定である旨をお知らせしておりました。 2019年末を目処に、はてなグループの提供を終了する予定です - はてなグループ日記 このたび、正式に終了日を決定いたしましたので、以下の通りご確認ください。 終了日: 2020年1月31日(金) エクスポート希望申請期限:2020年1月31日(金) 終了日以降は、はてなグループの閲覧および投稿は行えません。日記のエクスポートが必要な方は以下の記事にしたがって手続きをしてください。 はてなグループに投稿された日記データのエクスポートについて - はてなグループ日記 ご利用のみなさまにはご迷惑をおかけいたしますが、どうぞよろしくお願いいたします。 2020-06-25 追記 はてなグループ日記のエクスポートデータは2020年2月28
■ The Wisdom of Crowdsとは 「The Wisdom of Crowds」という書籍があります。James Surowieckiという方が執筆した本で、そのサブタイトル“Why the Many Are Smarter Than the Few and How Collective Wisdom Shapes Business, Economies, Societies and Nations”にも見られる通り、「なぜ集団はときに(優秀な)個人よりも優れているのか」というのがテーマの書籍です。 最も優れた個人よりも、集団の意見を集約した集合知こそが正しい場合がある。なんとなくインターネットの匂いがしてきます。今回は“Wisdom of Crowds”を元に、インターネットの世界を考えてみたいと思います。 まずはじめに、Googleを思い浮かべてみてください。 Googl
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