NEW 「虎に翼」脚本家 吉田恵里香インタビュー(後編)「難しい問題でも、今回の座組ならやれると確信して書けました」 実在の法律家・三淵嘉子をモデルに、主人公・寅とも子こ(伊藤沙莉)の半生を描いた「虎に翼」が、本日ついに最終回を迎えました。 8月末、全26週分の脚本を書きあげた吉田恵里香さんに、多数の社会的なテーマを盛り込んだ理由や、最終回の印象的なシーンに込めた思い、今後の展望などを語ってもらったインタビューの後編です(前編はこちら)。 エンターテインメントでもやれることがある ──特にドラマ後半では、選択的夫婦別姓やLGBTQの問題など、朝ドラで描くにはハードルが高いのではないかと思われるテーマが数多く盛り込まれていました。その意図は何だったんでしょうか? この国は、憲法十四条に書かれていることに則れば、みな平等な社会であるはずです。でもまだ、それが実現されているとはいえない部分があり