Appleは、2019年のiPhoneに搭載する「5G」用チップの供給についてIntel、Samsung、MediaTekの各社と交渉していたことを、Appleの調達担当役員が法廷での証言で明らかにしました。Appleのサプライヤー選定の過程などが、公の場で詳細に明かされるのは、非常に珍しいことです。 Qualcomm、高額リベートでモデムチップの独占供給を獲得 Appleの調達担当副社長、トニー・ブレビンス氏は現地時間1月11日、米カリフォルニア州サンノゼで開かれたFTC(米連邦公正取引委員会)がQualcommを独占禁止法違反で提訴した裁判で証言台に立ちました。 Appleは2011年から2016年にかけて、iPhoneなどに搭載するモデムチップの供給をQualcomm1社に頼っていました。 Appleは、サプライヤーに問題が発生した場合のリスク回避と、競争によるコスト引き下げのため、