日本の下請け中小企業が、大口取引を失う覚悟でAppleを訴えた異例の裁判で、異例の判決が出ました。Appleのサプライヤーである島野製作所がAppleを相手に起こした訴訟の管轄を争った中間判決で、島野製作所側の主張が認められました。 Appleを訴えた「MagSafe」技術持つ日本の中小企業 MacBookシリーズの電源アダプタに使われている「MagSafe」技術を持ち、中小企業ながら高い技術力が国際的に評価されている島野製作所が、2014年にAppleを相手取った訴訟を起こしたことは以前、お伝えしていました。 その後、東京の島野製作所と、アメリカのAppleの間の裁判をどの国の裁判所が管轄するかを巡って争われていましたが、東京地裁が「アメリカでの裁判を定めた契約書に基づくApple側の主張は無効」との判断を下しました。 Appleが下請けと無断取引、半額以下への値下げ、巨額リベート要求も