子どもにプログラミングの教育は必要なのか否か。必要だという意見が大半を占める中で、ではどのようにどんなことを教えるかは議論が尽きません。『ビスケットであそぼう』の著者でビスケット開発者の原田康徳さん(デジタルポケット)、同社の井上愉可里さん、渡辺勇士さんに、本書と子どものプログラミング教育についてお話をうかがいました。 プログラミングの楽しさと可能性を感じてもらうために ――『ビスケットであそぼう 園児・小学生からはじめるプログラミング』は、原田さん初めてのビスケット入門書です。ビスケットを開発されてから10年以上が経ちますが、なぜこのタイミングだったのでしょうか。 原田:企画自体は以前からありました。が、ビスケットのバージョンを変えてからにしようと考えていたらいつの間にか時間が経っていたんです。私としてはもう少しビスケットの拡張をしたいと思っていましたが、キリがないのと本も出したいという