2009年03月18日14:30 カテゴリ書評/画評/品評Value 2.0 原点 - 書評 - アダム・スミス -「道徳感情論」と「国富論」の世界 Amazonの在庫がやっと復活したので。 アダム・スミス 「道徳感情論」と「国富論」の世界 堂目卓生 アダム・スミスの文(text)だけではなく文脈(context)をも明らかにすることによって、スミスの著作が陳腐化した(obsoleted)古典(classical)ではなく、原点(origin)であることを明らかにした名著。 本書「アダム・スミス -「道徳感情論」と「国富論」の世界」は、アダム・スミスが現代経済学、それもミクロやマクロといった数理経済学に留まらず、行動経済学をも含めた「ソウルフルな科学」を説くと同時に、それを通して経済学というものに対して原点回帰を迫る本である。 目次 序章 光と闇の時代 第1章 秩序を導く人間本性 第2章