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いろいろなブログで評判になっていたので長尾真先生の自伝を読む。 情報を読む力、学問する心 (シリーズ「自伝」my life my world) 作者: 長尾真出版社/メーカー: ミネルヴァ書房発売日: 2010/07/01メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 54回この商品を含むブログ (15件) を見るご存知ない方のために補足しておくと、長尾先生は現在国立国会図書館長をされている方で、その前は情報通信機構(NICT)の所長、その前は京大の総長を歴任されていたが、元々は自然言語処理専門の方である。 元々長尾先生のご実家は神主の一家だったというのは初めて知ったのだが、ひょんなことから助手になったりだとか、自然言語処理が専門に落ち着くまでには紆余曲折があったのだということを知り、やはり昔の人工知能分野の研究者の人たちは今ほどタコツボじゃなくいろんなことに手を出していたのだなと思う。 助手
マスコミの報道を見ていると、中国がさらに強気に日本に無理な要求を押しつけてきているという感じに見えるようなニュースが多く見られる。僕もそれを見て、ああ中国は大人の対応ができなかったのかな、残念なことだと感じていた。中国が大人の対応をしてくれれば日中双方のダメージが少なくなったのにと思っていたからだ。中国は、強気に出て無理なことを主張すれば、自分にもダメージが大きくなると言うことを理解できなかったんだろうか、と言うことを残念に思った。 しかし、マスコミでないいくつかの情報を聞くと、僕のこの受け取り方にも、違う解釈ができることを知った。宮台真司さんが 「荒川強啓 デイ・キャッチ!」 の中の「中国の思惑通り。日本のヘタレ外交に喝!…を入れてもムダかな」という論説でこのことに言及しているのを知った。ここで宮台さんが批判していたのは、このタイミングで釈放を決めたことではなく、那覇地検が外交的配慮を口
2010年09月27日12:45 カテゴリ書評/画評/品評SciTech Strange no more - 書評 - 量子の海、ディラックの深淵 早川書房伊藤様より献本御礼。 量子の海、ディラックの深淵 Graham Farmelo / 吉田 三知世 [原著:The Strangest Man: The Hidden Life of Paul Dirac, Quantum Genius] なんとも月並みな言い方になってしまうが、あの Dirac も息子であり弟であり兄であり夫であり父だった、すなわち人だったことに Strange かつ touching な感動を得た。 というわけで本entryはなるべく俗っぽくかつ現代ネット的に書くことにする。才能を持て余している非モテ・非コミュの諸君、君たちが師とするべき人、ここにあり。 本書「量子の海、ディラックの深淵」原題は、"The Strang
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最近よく感じるのは、それぞれのヒトが戦ってるリングってのは戦ってるヒトにしか見えないんだなぁっていうこと。適切かどうか分からないけど、茂木さんを例に出すと、彼の戦ってるリングは普通のヒトには全然見えない。明らかに茂木さんはここ10年以上ずっと彼の問題意識に沿って戦って来たし、戦いつづけてるんだと思うけど、普通のヒトにはそれが分かりにくい。しかも、リングを始終変えてるし、同時に幾つかのリングで戦ってるから、今どこに立っているのかが分かりにくい。 ボクシングだって野球だって僕たちはルールを知っているから、戦況も技術のレベルも理解する事が出来る。だけど、ルールを知らないスポーツは、全く意味を為さない。去年僕がオックスフォードで3日かけて理解しようとしたクリケットも、結局分からないままで、それぞれのヒトの小さな動きにも全部意味があるはずなのにさっぱり分からなかった。 同じ事が僕たちの日々の活動にも
Togetter - 「蜷川実花さんのツイートからわかった日本をまとめてみました」 http://togetter.com/li/52331 寝てる息子とバギーで出かけてたんだけど駅で階段しかなくて。15キロの息子だっこしてバギー持って階段。つーかそこのヒマそうな男子!手伝ってよ。なんでこんなに助けてくんないかなーーー??ちょっとびっくり。 上の記事のブコメ http://b.hatena.ne.jp/entry/togetter.com/li/52331 一般に、多くの日本人は、相手や世間から完璧な正解を求められていると考え、失敗することは許されないと思い込む傾向があると言われている。こうした日本人の心理は、一旦社会のレールから外れると復帰しにくいという、福祉問題の話として語られることが多いが、何も社会のレールに限った話ではなく、上の記事で挙げたような、赤ちゃんを抱いてベビーカーを持って
尖閣列島近海での巡視船と中国漁船の衝突事件をめぐって、日中の外交関係が緊張している。 外交関係の要諦は「自国の国益を守る」という目標をできるかぎり遠く、広い射程でとらえることである。 日本の場合の「国益」と中国の場合の「国益」理解は深度も射程もずいぶん違う。 そのことを勘案せずに、「同じようなことを考えている」二国が綱の引き合いをしていると考えると、外交交渉は行き詰まる。 日本と中国はこの問題についていくつか「違うこと」を考えている。 それは、言い換えると中国の「国益」と日本の「国益」がゼロサム的な関係ではないレベルが存在するということである。 そこに指をかけて、こじあけるしか外交上のデッドロックを解決する方途はない。 日本と中国の国情の最大の違いは、中国の統治形態が日本に比べるときわめて不安定だということである。 『街場の中国論』にも書いたことだが、中国の為政者は外交上の失敗によって、「
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