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ブックマーク / somethingorange.net (9)

  • 乱暴な言葉遣いの人間は差別する。 - Something Orange

    先日、Twitterにこのようなことを書いた。 特にネットでは、ぼくは意見の正否「だけ」で相手を判断するつもりはもはや全くない。下品な人間の相手をすることはいやだし、ひとの悪口を安全なところから吐く人間にかかわるのもいやだ。しらないひとと不毛な議論をする意欲もない。それで当然だと思っている。そうすべきでない理由はあるだろうか? 「意見と人格は切り離して考えるべき」「嫌なやつのいうことでも正論は正論」という考え方があることはわかるけれど、逆にいうと「いくら正論をいっていても嫌なやつは嫌なやつ」であるわけで、そういう人間は遠ざけたい。遠ざけることが逃げだとは思わないし、閉塞だとも感じない。精神衛生上の問題。 まあ、「意見だけはとりあえず受け入れて、その人物は遠ざける」というのがいちばん適切な対応かな……。「批判は受け容れるべき」という言葉には条件付きで賛成できるけれど、「批判は無条件で受け容れ

    乱暴な言葉遣いの人間は差別する。 - Something Orange
    heis101
    heis101 2010/09/03
    「「わたしがどんなに乱暴な文調を使おうと、わたしの意見を受け容れるべきだ。なぜならそれは正論なのだから」。 この言い分は正しいだろうか。」
  • 人間の四分類と、ぼくが『ラブプラス』にはまらない理由。 - Something Orange

    昨日の夜、スカイプで話した会話が例によっておもしろかった。このところ、次々とおもしろい話ができて、ぼくとしては楽しい。で、例によって、記事としてメモしておこうと思う。 はじまりは例によってフィクションに耽溺せずにいられない人種の話。ぼくら、そういった人種にとっては、重要なのは「事実」よりも「真実」だよね、という話が出た。 この場合の「事実」とは客観的に計量可能なファクトのこと、「真実」とはひとの心のなかにしかない主観的な「当のこと」だ。現実と理想ということもできるだろう。 で、世の中には、ただ単によくできているという次元を超えて、ぼくら幽明の民を惹きつける作品がある。なぜか。そこに「真実」が描きこまれているからだ、という話になった。つまり、そこには「真実なる世界」があるのだ。 この場合の「真実なる世界」とは、すべての願望が満たされる楽園を指しているわけではない。どういえばいいのだろう――

    人間の四分類と、ぼくが『ラブプラス』にはまらない理由。 - Something Orange
    heis101
    heis101 2009/12/25
    "魂の救済" "ルルーシュはアイデアリストであるが故に理想を信じ、「明日」を選び、シュナイゼルはリアリストであるために「今日」を、現状維持を選択し、ニヒリストであるシャルルは「昨日」を選び取った"
  • 「あきらめたらそこで試合終了ですよ」という言葉の意味。 - Something Orange

    先日の「物語夜話ラジオ」がおもしろかったので、インスパイアされて記事を書いてみる。 テーマは「あきらめたらそこで試合終了ですよ」。近頃、この言葉の意味をつくづく実感するようになった。そうなのだ。あきらめたらそれまでなのだ。 以前、ぼくは、この言葉を一種の根性論として理解していた。勝負が見えていてもとにかくあきらめずさいごまで全力を尽くせ、という意味だ、と。 しかし、最近ではもうすこし違う意味に解釈している。ひとは、じっさいには可能なことでも、不可能だと思い込んでしまうことがある。そしてそう認識したとたん、当に不可能になるのだ、ということ。 たとえば、ぼくもそうだけれど、「自分は絵を描けない」というひとがいる。が、目が見えて、手が動かせるなら、物理的な意味では、描けないはずはないんだよね。 ようするにそれは「描けないと思い込んでいる」だけなのだ。もちろん、技術的な巧拙はある。そのままではへ

    「あきらめたらそこで試合終了ですよ」という言葉の意味。 - Something Orange
    heis101
    heis101 2009/12/10
    「リアリストとヴィジョニストが異なるのは、ヴィジョニストが理に屈さないことである。」「もちろん、リアリストも極めればすさまじい境地にまでいたる。」
  •  小学校2年生の作文に泣かせられたよ。 - Something Orange

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     小学校2年生の作文に泣かせられたよ。 - Something Orange
    heis101
    heis101 2009/12/08
    「様ざまな、それ自体は些細なエピソードから、一人の女の子の姿が浮かび上がってくる。おとなしい、遠慮がちな、しかしやさしく、思慮深く、大人が思ってもいないようなことを考えている少女。」
  • somethingorange.net

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    heis101
    heis101 2009/09/15
    「少女漫画における悪い母親」「自分の幸福のために子供を見捨てた、という一点です。少女漫画においては、やはり、子供を捨てることは非常に大きなタブーとされているのではないか」
  • くたばれネット評論家。 - Something Orange

    藤子不二雄の名作『エスパー魔美』に、芸術と批評の関係を扱った「くたばれ評論家」という有名なエピソードがある。 主人公、魔美の父親は画家なのだが、あるとき、某評論家から手ひどい批判を受け、怒る。その姿を目にした魔美は超能力を使ってその評論家にいたずらするのだが、父は喜ぶかと思いきや、諄々と魔美を諭すのだった。 「公表された作品については、みる人ぜんぶが自由に批評する権利をもつ。どんなにこきおろされても、さまたげることはできないんだ。それがいやなら、だれにもみせないことだ」 魔美が、でも、さっきは怒っていた癖に、というと、父はこう答える。 「剣鋭介に批評の権利があれば、ぼくにだっておこる権利がある!! あいつはけなした! ぼくはおこった! それでこの一件はおしまい!!」 芸術家の矜持を見事に描き出した名エピソードである。であるのだが、もしかしたら既に通用しなくなっている考え方かもしれない、とも

    くたばれネット評論家。 - Something Orange
    heis101
    heis101 2009/06/16
    「でも、思うのだが、精神的に強いひとばかりが、作家的才能を備えているわけではない」「もし、いまの時代に、芥川龍之介辺りが生まれていたら、もっと早く自殺していたかもしれない、大変もったいない話である」
  • 『無痛文明論』批判。 - Something Orange

    無痛文明論 作者: 森岡正博出版社/メーカー: トランスビュー発売日: 2003/10/16メディア: 単行購入: 3人 クリック: 63回この商品を含むブログ (55件) を見る 非常におもしろいだったので、もう少し考えてみよう。 無痛文明論とは、もっと気楽に生きたい、不快なことを避けたい、という「身体の欲望」が導き出す「無痛文明」を敵視し、「生きるよろこび」を再生させようとする思想であった。 しかし、『無痛文明論』一巻を読み終えたとき、ぼくは何か割り切れない、もやもやしたものを感じざるをえなかった。知的だとは思う。明察だとも感じる。ただ、そのおしつけがましさが我慢ならないような気がしたのだ。 無痛文明論では、はっきりと苦痛を乗り越え「生きるよろこび」を謳歌する人生が良い、と定義されている。無痛文明に浸りきり、日々怠惰に無自覚に生きることは口をきわめて非難される。 無痛文明に浸ること

    『無痛文明論』批判。 - Something Orange
    heis101
    heis101 2009/04/05
    左様。「俺はめっちゃ考えてるんだ」ってことに誇りを持っている人は、しばしば、「俺ほどには考えない人」の生き方を否定してしまったりする。でも実はそれに客観的な根拠があるかというと怪しいんだよね。
  • チンパンジーの命は障害者の命より重いと唱えた学者がいる。 - Something Orange

    たまに自分の日記の過去ログを読んでみると、おもしろい。「何でこんなこと書いたんだろう」と首をひねる記事もある一方、興味深い記事も見つかる。そのひとつが「動物の権利怖いよ、動物の権利」。 「動物の権利(アニマル・ライツ)」を掲げるある団体のQ&Aを取り上げているのだが、これ、実はぼくの意図が全く伝わらずに終わってしまった記事なのだった。 ぼくとしては「動物の権利」そのものを攻撃するつもりはなく、ただこの団体の主張だけがおかしい、というつもりだったのだが、「動物の権利」を全否定する言辞として受け取られたようなのだ。 そして、「動物の権利」なんて妙なアイディアを振りまわす団体がいるぞ、というレベルで話は終わってしまった。しかし、実はもっとはるかに深く複雑な問題を抱える話なのである。 一方、古い記事なのでタイトルは付いていないが、「こげんた」という虐待の末、殺害された子について書いた記事もある。

    チンパンジーの命は障害者の命より重いと唱えた学者がいる。 - Something Orange
    heis101
    heis101 2009/04/03
    人間は、互いに心を通わせられると信じた相手を、そう信じられない相手より優先的に処遇する性質がある。それは相手が障碍者であれチンパンジーであれ変わらないことだ。だから不思議なことではない。
  • 『無痛文明論』。 - Something Orange

    無痛文明論 作者: 森岡正博出版社/メーカー: トランスビュー発売日: 2003/10/16メディア: 単行購入: 3人 クリック: 63回この商品を含むブログ (55件) を見る 読んだ! 例の「草男子」で妙に有名になってしまった人文学者森岡正博が、二○○三年に上梓した文明論である。 いやあ、これはおもしろかった。哲学書に対して「おもしろい」とは必ずしも褒め言葉にならないかもしれない。しかし、それでもなお、このに対しまず出てくる言葉は「おもしろかった!」というひと言に尽きる。 全編スリリングな洞察に満ち、リズミカルな文体のおかげもあって、四五一頁を一気呵成に読むことができる。とにかく、これだけの分量を一気に読ませる哲学書というものは、それだけで貴重だといえるだろう。 書でまな板の上に乗せられるのは、現代社会の行き着く先に待つとされる「無痛文明」である。無痛文明とは何か? それはひ

    『無痛文明論』。 - Something Orange
    heis101
    heis101 2009/04/02
    「で?」って感じ。自明じゃね?というか。唯脳論と同じにおいを感じる。まあ、それで君が満足できるのなら…。これが「哲学」と呼ばれるに相応しいかどうかは、百年後本書がどういう形で生き残ってるかで決まるかな
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