「自己啓発」はコロナ下で低下したまま パンデミック前の2018年、リクルートワークス研究所では『どうすればひとは学ぶのか』というレポートをリリースした。約5万人に対する調査の結果からは、雇用者のうち半数以上に上る51.1%がOJT、OFF-JT、自己啓発そのいずれも「行っていない」と回答したことが示されている。 しかし、変化する時代に個人の学びは欠かせない。DX(デジタルトランスフォーメーション)やそれに伴うリスキリングの議論が活発化するなか、企業の人材開発部門からは、「従業員を自主的に学ばせるにはどうすればよいのだろうか」「技術が高度化・専門化する時代に、人事としてどのような支援のあり方が考えられるだろうか」といった声があがっている。 学習テクノロジーの進化もあり、効率よく学べる環境は整ってきた。しかし、オンライン上に多様なコンテンツをそろえたとしても、前述以外にも多くの調査結果が示して