国立大学法人の職員にとって、外部機関での研修や出向と言えば、文部科学省での研修、所謂文科省研修生になることが真っ先に思い浮かびます。その他、各大学では(独)日本学術振興会や(一社)国立大学協会、関連するコンソーシアム、民間企業等など、様々な研修・出向先があると思いますが、全国的な規模感で言うと、文科省研修生が最も大きいものでしょう。しかし、この文科省研修の制度や実態は、ほとんどと言っていいほど情報が公表されていません。少なくとも、web上で検索しても、あまり体系的な情報が出てこないところです。 私自身も文科省研修経験者であり、後輩からもよく研修について相談を受けています。その度に色々と答えてはいるのですが、きっと全国にも同じような不安や疑問を持っている方も多いのだろうと思います。そこで、文科省研修生とはどのような制度で実際にどのように業務を行うのか、あるいはその他諸情報について、過度に私感