P2Pファイル交換ソフト「Winny」を開発して著作権法違反ほう助罪に問われた金子勇被告の控訴審初公判が、来年1月19日に大阪高裁で開かれることが決まった。弁護団の壇俊光弁護士がブログで明らかにした。 2006年12月の一審・京都地裁判決は、「Winnyが著作権侵害に利用されていることを知りながらバージョンアップを繰り返したことが、著作権侵害ほう助に当たる」として罰金150万円の有罪とした。その一方で、金子被告に著作権侵害を助長する意図はなかったことも認定し、Winnyの技術が有用であり、価値中立的であることも認めた。 金子被告は一審判決後の会見で「著作権法違反を助長していないと認定されたのに、なぜほう助罪が認められたのか残念」と話し、即日控訴していた(「徹底抗戦する」――Winny開発者、控訴へ)。 関連記事 Winny裁判を考える なぜ「幇助」が認められたか Winny開発者の判決は「
日本で封切り前の米ハリウッド映画がインターネット上で違法公開された事件で、府警ハイテク犯罪対策室と城陽署は14日、著作権法違反容疑で、仙台市青葉区本町、無職、平田一志被告(33)=同罪で起訴=を追送検した。調べに対し「映画が好きだからやった」と供述しているという。 調べでは、平田容疑者は今年1月中旬に日本で公開前だった米映画「JUNO/ジュノ」を、9月上旬にDVD発売前だった米映画「ダークナイト」をそれぞれ違法にダウンロードし、ファイル交換ソフト「Winny」を使ってネット上に無断で公開し、著作権を侵害した疑い。 府警によると、平田容疑者は平成18年6月ごろから「カンフーパンダ」など海外映画計二十数本、約40データを、独自に自動翻訳ソフトで日本語訳をつけて無断公開。ネット上で「字幕神」などと評されていたという。「JUNO/ジュノ」は今年6月に劇場で公開予定、「ダークナイト」は12月にDVD
ファイル交換ソフト「Winny(ウィニー)」を使い、国内未公開のハリウッド映画「ウォンテッド」をインターネット上で公開したとして、京都府警は18日、仙台市青葉区本町1、無職、平田一志容疑者(33)を著作権法違反(公衆送信権侵害)容疑で逮捕した。府警によると、公開前の映画をネット上に流出させた容疑による逮捕は国内で初めて。 調べでは平田容疑者は今年7月上旬ごろ、他のファイル交換ソフトから入手した「ウォンテッド」の映像をウィニーネットワーク上で公開して、著作権を侵害した疑い。映画は6月26日に米国で初公開。日本では今月20日から公開予定だった。 平田容疑者は「海外のサイトから映画の映像と台本を入手し、翻訳ソフトを使って日本語字幕を入れて流していた」と供述。「(映像に字幕をつけてネット上に流す)字幕職人の存在を知り、自分もやってみたくなった」と容疑を認めているという。ウィニー上には、平田容疑者が
京都府警ハイテク犯罪対策室と城陽署は18日、今月20日劇場公開予定の映画「ウォンテッド」に日本語字幕を付けた映像を、ファイル共有ソフト「Winny」を介しネット上に流出させたとして、宮城県仙台市の33歳の職業不詳男を著作権法違反の疑いで逮捕した。日本国際映画著作権協会によると、男はネット上で「字幕神」などと呼ばれていたという。 同協会によると、公開前の映画をネット上に流出させた事件で摘発された事例は、日本では今回が初めて。 京都府警によると、男は今年7月上旬ごろ、ユニバーサル・シティ・スタジオズが著作権を有する映画「ウォンテッド」に字幕を付け、著作権者から許諾を受けないまま、自宅PCからWinnyを介しネット上に流出させた疑い。 流出を知った日本国際映画著作権協会のメンバー企業であるユニバーサル・シティ・スタジオズが府警に告訴、府警で捜査を進めていた。 同協会によると、男はネット上で「ti
A・ジョリー新作、ウィニー介し流出 容疑者逮捕2008年9月18日13時43分印刷ソーシャルブックマーク 映画館には公開間近の「WANTED」のポスターが並べられていた=17日、京都市中京区、小坪遊撮影 日本で公開される前の外国人気映画に日本語の字幕をつけ、ファイル交換ソフト「ウィニー」を介してインターネット上に流出させて、映画制作会社などの著作権を侵害したとして、京都府警は18日、仙台市青葉区本町1丁目、平田一志容疑者(33)を著作権法違反(公衆送信権の侵害)の疑いで逮捕した。平田容疑者は容疑を認めているという。府警や日本国際映画著作権協会(東京)によると、公開前の映画をネットに流出させた容疑による摘発は全国初。 米映画プロダクションのユニバーサル・シティ・スタジオズなどの告訴を受け、府警が捜査していた。 府警生活経済課ハイテク犯罪対策室の調べでは、流出したのは米アクション映画「WANT
2008年9月5日のITpro Challenge!において,Dreamboat技術顧問である金子勇氏が「シュミレーション的発想によるプログラミング」と題した講演を行った。金子氏はファイル交換フリーソフト「Winny」の開発者として知られるが,自称「究極の趣味プログラマ」であるという。 わたしは究極の趣味プログラマ 「プログラムを作っただけで逮捕されたWinnyの作者です」。冒頭でこう挨拶した金子氏は,Winnyに関連した発言をマスコミや何度かの講演会 で行ってきた。ただ,そのWinny開発の根底を支えた金子氏のプログラムに対する哲学を語ったことは,これまでほとんどなかったという。 金子氏は自身の職業を「シミュレーション屋」であるとし,その裏の顔として「趣味フリーソフト屋」であるとする。 金子氏はどのような発想でプログラムを組んでいるのか。 「最初から設計した通りにプログラムが動くのはつま
P2Pとかその辺のお話 WinMXとかWinnyとか、日本ではろくな扱いを受けていないP2Pですが、海外ではけっこう真面目に議論されてるんですよというブログ。 ACCSやJASRACをはじめとした著作権団体が行っている、ISPを通じたWinnyユーザへの警告メールがあることは、以前から報道されていることですが、今回はそれについて少し考えて見ます。このような手法は、以前のACCSのサイトを標的にしたAntinnyへの対策を基にしたような感じです。まぁ、このような啓蒙行為自体はそれほど批判されるものではありませんし、理解もできるものではあります。著作権団体の利権に関する執着や、そのやり方自体には問題は相当ありますが、このような働きかけ自体は止むを得ないものと、中立的な立場から見ればそう思える部分も多々あります。実際に著作権侵害が行われているわけですし、それを是正しようとする試み自体は、日ごろの
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く