立山黒部アルペンルートと並ぶ黒部ダムへのアクセスルート「黒部ルート」の一般開放が決定しました。 ほぼトンネルの物資輸送ルートを一般開放 富山県と関西電力は2018年10月17日(水)、「黒部ルートの一般開放・旅行商品化に関する協定」を同日に締結したと発表しました。 拡大画像 関西電力の黒部専用鉄道。見学会で乗車できる(2015年8月、草町義和撮影)。 黒部ルートは、トロッコ列車で知られる黒部峡谷鉄道の終点、欅平(けやきだいら)駅と黒部ダムを結ぶ関西電力の物資輸送ルートです。長さは約18kmで、トロッコ列車やエレベーター、インクライン(貨物用のケーブルカー)、バスを乗り継ぎます。大半の区間はトンネル内です。 これまで関西電力は、年間2000人ほどを対象に一般向けの見学会を開催してきましたが、富山県は新たな観光ルート化をねらい開放を求めてきました。 今回締結された協定では、富山県は旅行商品の企