IPAは、コンピュータ利用者のIDやパスワードを盗み出す攻撃に備えるための方法を紹介している。頻繁に変更するなどの基本的対策に加え、オンラインサービスの活用も望ましいという。 情報処理推進機構(IPA)は、このほど2月のコンピュータウイルス・不正アクセスの届出状況を公表し、コンピュータ利用者に向けたパスワード保護の推奨策などを紹介した。IDやパスワードを盗み出すサイバー攻撃が広がり、適切に管理するよう呼び掛けている。 近年はオンラインバンキングなど金銭につながるIDやパスワードを狙う攻撃が一般的になり、また、2009年ごろからはWebサイトを改ざんする狙いで管理用ID・パスワードの不正入手を狙う攻撃も増えた。IPAによると、IDやとパスワードの盗難に関する相談ではウイルス感染やフィッシング詐欺、ソーシャルエンジニアリングといった巧妙な手法で盗まれてしまうケースが目立っている。 IDとパスワ