「氾濫していたソーシャルカードゲームの世界をぶち壊したくてパズドラ(パズル&ドラゴンズ)を作ったら、たまたま大ヒットした。今度はパズドラのフォーマットを崩していかないと、ユーザーに驚きを与えられない」。ガンホー・オンライン・エンターテイメント 代表取締役社長CEO(最高経営責任者)兼企画開発部門統括エグゼクティブプロデューサーの森下一喜氏は、ゲーム開発者向け会議「CEDEC 2013」で「開発賛歌」と題して基調講演を行った(写真1)。ゲーム開発をドラマにたとえ、話題のテレビドラマのせりふをもじって自らのゲーム開発に対する考えを披露した。 第1話は「企画」。森下氏によると、新しいゲームを考えるときには「天邪鬼」でなければならないという。最も重要なのは「直感的な面白さ」。そのためには常識にとらわれない非常識な発想が必要だとした。「厨二病という言葉があるが、自分は小学生レベルの小二病。会議はだい