前回の記事「PDCAは『勝手には回らない』――もっともな事実とその理由」ではPDCAの重要性を紹介し、それがうまく回らない理由について説明しました。今回の記事では、PDCAを組織の中で回すための取り組みについて紹介します。ぜひ、皆さんの会社でも取り入れてほしいと考えております。 「PlanするがDoできない」を解決する 改善案を考えても実行されない――そういった理由でPDCAが止まることはよくあります。実現難易度が高い施策を提案している場合は、そもそもの施策の選び方を変える必要があります。PDCAに向いているのは、継続的に回せるスピーディーな施策です。スピーディーに回すことが難しいような、根本的な機能やコンセプトの変更が伴う場合は、PDCAではなく「リニューアル」というアプローチに切り替えるべきです。施策を考えるときには常に「実効性があるか」を意識しておきましょう。 施策の優先順位を決める
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