欧州時間26日に発表された、アウディの世界耐久選手権(WEC)からの今季限りでの撤退決定。これに対し、WECのシリーズ主催サイドや、ルマン24時間レースの主催団体からも「残念」「悲しい」といった意の声明が挙がっている。 アウディは1999年から、いわゆるルマン・プロト(スポーツプロトタイプ)による本格的なレース活動を展開。同年より参戦した耐久レース最高峰のルマン24時間レースでは、翌2000年に初の総合優勝を飾り、これまでに通算13勝と、驚異的なハイピッチで勝ち星を量産してきた(2016年時点でポルシェの18勝に次ぐ歴代2位の総合優勝回数)。 2012年からスタートした、ルマンをシリーズ戦に含む現行WECでは常に最上位クラス「LMP1」の主役メーカーとしてアウディは君臨。トヨタ(12年~)、ポルシェ(14年~)といった後発メーカーの挑戦を受けて戦いつつ、12年と13年にはマニュファクチャラ