終わりに代えて――PERTについて IT関係者は、PERT(Program Evaluation and Review Technique:工程計画)が嫌いなようだ。日進月歩している技術を適用することへの思い込みからか、「やってみないと分からない」が言い訳になっているような気がする。 やってみないと分からないとは、「できることややるべきことはすべてやった終わりに代えて――PERTについて人事を尽くした人」がいう言葉だと思う。事前に十分考え、苦労して準備していれば、うまくいけば強い自信につながる(自信はプロジェクトマネージャにとって大切なコンピテンシーだ)。うまくいかなければ、猛烈な反省や原因解明などを通じて、次の成功への大きな経験・知識につながっていく。 十分に考えなかったり、準備をしないでやっている人は、うまくいってもいかなくても、結果の評価ができないから経験は将来への有用な蓄積にはなら
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