弱みだった「人」をどう変えた? アルバイト出身の女性役員が語るスープストックトーキョー流の働き方:顧客満足にも影響(3/5 ページ) パートナー社員の「体温」を上げた方法 「スープ屋をやることで世の中にどんな価値を生んでいくのか」「理念をどうやって実現していくのか」――。 分社のタイミングで改めて考えた江澤さんらは、売り上げ規模ではなく「各店舗における客数」を、事業のKPIとして重視することに決めた。その結果、人事施策の中でも「パートナーの巻き込み」の優先度が上がったと江澤さん。 「例えば、立地条件の良いお店を出せばトータルの売り上げは拡大します。でも私たちが目指すのは、一度いらしたお客さまが『また来たい』と感じてリピーターになってくださったり、他の方を連れて来てくださったりして、それぞれのお店の客数が増えていくこと。それを明確にしました。 その鍵になるのは日々お客さまに接しているパートナ