南アフリカの3人のファーストレディーとズマ大統領(右から2人目)、第1夫人のシザケレさん(右端)、第2夫人のノンプメレロさん(左)と第3夫人のトベカさん=ロイター 【ヨハネスブルク=中西賢司】一夫多妻制の習慣が残る南アフリカで、3人の妻を持つズマ大統領(67)が、3人に平等に「ファーストレディー」としての待遇を与え、公式行事の参加も3人が交代で行うことを決めた。同国紙スターが報じた。 ズマ氏については総選挙の最中、「6人の妻がいる」との報道もあったが、大統領府のホームページでは、ズマ氏より一つ年上で1973年から連れ添う第1夫人シザケレさん、30歳代の第2夫人ノンプメレロさん、やはり30歳代の第3夫人トベカさんの3人が正妻として明記された。複数の前妻のうち1人は離婚、1人は自殺したと見られる。 シザケレさんは、ズマ氏がアパルトヘイト(人種隔離政策)に抵抗して10年間投獄され、その後14年半