会計検査院は30日、陸上自衛隊の札幌や仙台などの駐屯地5か所がインクカートリッジなどを小口購入しているため割高になっているとして、防衛省に改善を求めた。 一括購入していれば、2011~12年度で約4200万円を節約できたとしている。 検査院は、カートリッジが不足するたび駐屯地ごとに小口購入しているケースと、補給処が一括購入して駐屯地に支給しているケースを比較し、小口購入の方が調達単価は割高だった。 防衛省は「補給処の調達価格を駐屯地が認識していなかった。意見を真摯(しんし)に受け止めて改善策を検討する」としている。