11月6日、キヤノンよりドキュメントスキャナ「imageFORMULA DR-2510C」が発売された。同社のWebサイトには特設ページも設けられており、ここから機能を確認することもできる。 DR-2510Cは、サイズやスペック、価格などPFUの「ScanSnap S510」を強く意識していることがわかる製品だ。ScanSnapシリーズは間違いなくここまでパーソナルドキュメントスキャナのマーケットを牽引してきた主要な製品であり、果たしてこのポジションを奪えるかどうかは、非常に興味あるところだ。 原稿執筆時点では、DR-2510Cの最安値は43,000円前後。一方S510は39,000円前後といったところだ。DR-2510CはS510よりほんの少し高めに位置しているが、これはDR-2510Cが出荷開始してまだ1カ月という事を考えれば妥当なもので、ほぼ同程度の価格と考えて良さそうだ。従って問題
パーソナル向けドキュメントスキャナというマーケットに再びニーズがあると判断されたのか、最近はPFU以外にキヤノンの「DR-2050CII」とかコクヨS&Tの「Caminacs」あたりが同種の価格帯で同程度の機能の製品を投入してきており、市場が盛り上がりつつあるのは好ましい事だ。 そもそもこうしたマーケットの先駆けになったのは米LogitechのFreeScanあたりではなかったかと記憶しているが、なにぶん古い話なので間違えていたらご容赦いただきたい。ただ当時は使い勝手もいまいちで、ファイルフォーマットもTIFFだったかBMPだったかで無茶苦茶大きく、閲覧ソフトも洗練されていないとあって、ごく一部の熱烈的なマニアが拘っただけで、マーケットを形成するまでには至らなかった。 ところが、これとは別に業務用としてコンスタントに製品を作っていたPFUが、そのサブセットとしてScanSnapシリーズを発
なんとなく毎年恒例となっている気もするが、2007年もPFUはScanSnapをバージョンアップした。2007年1月22日に発表され、2月10日より販売開始が予定されているPFUの「ScanSnap S510」を、発売開始に先駆けて試す事ができたので、その出来栄えをご報告したい。 ●主要な違いはソフトのみのS510 前モデルであるScanSnap S500もレビューを行なったが、今回発表されたS510と比較した場合、ほとんど違いが無い事がパッと見ただけでおわかりいただけよう。 外見上の違いは、ロゴがオレンジになっただけと言っても過言ではない(写真01、02)。実際表1に示す通り、スペックを見ても違いは見当たらない。読み取り速度なども全く変わらず、そういう意味ではハードウェアに関する限り完全に同じと見なしてよいだろう。では何が違うのか、というと ・Acrobat 8 Standardが同梱(
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