ピンクのハートの中にお母さんと赤ちゃんのイラストが描かれた「マタニティマーク」。ことしで作られてから10年となりました。妊娠しているかどうか外見からは分かりづらい妊娠初期に、つわりなどで悩む女性が多いことから、マークを身につけることで周囲に配慮してもらいやすくすることがねらいです。ほとんどの自治体で母子手帳を交付する時などに配布されていますが、今、妊婦たちからはマタニティマークをつけづらいという声が上がっています。(報道局 飯田暁子) マークをつけると危険? 妊娠6か月の山下実穂さんは、自治体の窓口でマタニティマークを受け取ってすぐ、かばんにつけました。妊娠初期に体調がすぐれずバスや電車で立っているのがつらかったからだといいます。しかし山下さんは最近マークをつけるか悩んでいます。 インターネットで「マタニティマーク」と検索すると、「電車でにらまれ、おなかを殴られたそうです」とか「妊婦が電車