鹿児島県西之表市の馬毛島への自衛隊基地建設と米軍機訓練移転計画を巡り、市民団体が八板俊輔市長の解職請求(リコール)を目指し実施した署名が、必要な数に届かなかったことが2日、団体への取材で分かった。 署名活動は先月1日に開始。リコールの賛否を問う住民投票の実施には、今月1日までに有権者数の3分の1に当たる4109人以上の有効署名が必要だったが、暫定値で688人分にとどまった。団体は4日に記者会見する。 団体は、八板氏が計画反対を掲げ令和3年の市長選で再選されたのに、島の小中学校跡地を含む市有地について、政府への売却を進めるなどした責任を問うとしていた。三宅公人(きみと)代表(70)は取材に「私たちの力不足で、残念ながら必要数に至らなかった」と話した。
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