衆院山口4区の補欠選挙で当選を決め、安倍元首相のポスターの前であいさつする吉田真次氏=23日夜、山口県下関市 衆参5補欠選挙は23日、投開票され、衆院山口4区の自民党新人、元下関市議の吉田真次氏(38)=公明推薦=が、立憲民主党新人の元参院議員、有田芳生氏(71)ら4人を破り、初当選を確実にした。吉田氏は昨年7月に銃撃され、死亡した安倍晋三元首相の後継として立候補していた。 有田氏は世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の問題を争点に掲げて出馬。安倍氏や自民党と旧統一教会の関係を批判して支持獲得を狙ったが及ばなかった。いずれも新人で、政治家女子48党の渡部亜衣氏(37)、無所属の竹本秀之氏(67)、無所属の大野頼子氏(49)は浸透しなかった。 安倍氏の死後、強固な結束を誇った安倍後援会では安倍氏の妻、昭恵氏の出馬待望論が強まったが昭恵氏は固辞。安倍氏に近い市議で、昭恵氏とも面識があった吉田氏の