千葉を代表するブランド米「いすみ米」の苗が青々と育つ水田地帯をのんびりと車で走ると、小高い丘の一角に、ずらっと並ぶカラフルな鉄道車両が目に飛び込んでくる。「近くに線路もないのに、こんなところに車両基地?」と驚くのも無理はない。実はここ「いすみポッポの丘」は知る人ぞ知るレトロ車両の“聖地”。現役を引退し、解体を待つ運命だった車両が地元農産物の直売所という新たな役割を与えられ、再び活躍しているのだ。 ■元養鶏場が転身 ディーゼル機関車、寝台車、旧国鉄車両、路面電車、地下鉄-。1・2ヘクタールの敷地には年代も種類もさまざまな車両が所狭しと並ぶ。「ここはもともと養鶏場だったんですよ」。こう話すのは、千葉県内で養鶏・畜産業を営むファームリゾート「鶏卵牧場」の村石愛二代表(60)だ。 これほどの数の車両を集めるとなると相当の鉄道ファンかと思いきや、本人いわく、「3年前までは全然詳しくありませんでした」
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