北海道 大樹 ( たいき ) 町の宇宙新興企業インターステラテクノロジズ社は6日、東京都内で記者会見し、29日に大樹町から、開発中の小型ロケット(全長約10メートル、重さ約1トン)を初めて打ち上げると発表した。 高度100キロ・メートル以上まで上昇できれば、日本の民間企業が単独で開発したロケットが、初めて宇宙空間に到達する快挙となる。 同社の小型ロケットは、国内最小級。今回のロケットは実験用で、機体を打ち上げてから約4分後に宇宙空間まで到達させる計画だ。今後開発をさらに進め、地球観測などで需要が高まる重さ100キロ・グラム以下の超小型人工衛星を安価で打ち上げることを目指す。