20万部超と売れている『おかげさまで生きる』(幻冬舎)。著者の矢作直樹氏は東京大学医学部救急医学分野教授、医学部附属病院救急部・集中治療部部長をつとめる人物だが、その内容はどう考えてもオカルトとしか思えないものだった。(前編はこちら) 私たちは「おかげさま」という存在に生かされている。魂の集合体である「おかげさま」は大いなる存在であり、「おかげさま」のベーシックな部分では、私たちは皆つながった存在で、そこに亡くなった人も参加している、そして、こう言い切るのだ。 「そもそも私たちの本質は肉体ではなく魂ですから、病気も加齢も本当は何も怖がる必要はないのです」 だが、矢作センセイのオカルトぶりはこんなものではすまなかった。まず、2012年に出た2冊の対談集では、“死後の世界”についてより深く語り始めている。 センセイがオカルトに傾斜するきっかけになったのは、霊媒師に母親との“交霊”をしてもらった
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