米海洋大気局(NOAA)はハワイ沖の深海で、新種とみられる“幽霊のような”タコが発見されたと発表した。 水深4000メートルを超える深海で発見(写真:NOAA) 見つかったのはハワイ諸島の北西にあるネッカー島沖の深海。地質サンプル収集のために潜水していた調査機が水深4290メートルの土砂が散在する平たんな海底を移動中に、偶然半透明の小さなタコを発見した。今まで見たこともない外見で、同じタイプと思われるタコの中では最深部での観測とのこと。 発見時の様子。「……なにかいる!」(写真:NOAA) 外見は吸盤が1列しかなく、色素細胞もなく、筋肉もないように見える。その見た目から幽霊が主人公のアニメにちなみ「キャスパー」の愛称で呼ばれている。 advertisement 関連記事 「紫色の靴下」と呼ばれ分類学上のナゾとされてきた深海生物、実は生物の進化のパズルを埋める重要なピースと判明 チンウズムシ