中国・北京の人民大会堂で開かれた全国人民代表大会(全人代)で、香港に国家安全法を導入する提案についての採決結果が表示された画面(2020年5月28日撮影)。(c)NICOLAS ASFOURI / AFP 【5月28日 AFP】(更新、写真追加)中国の全国人民代表大会(全人代、NPC、国会に相当)は28日、香港に「国家安全法」を導入する方針を採択した。同法をめぐっては、香港の自治を損なうとの批判が出ている。 2800人余りの代表から成る全人代は、「(中国からの)分離、国家権力の転覆、テロリズムや国家安全保障を危険にさらす行為」を処罰する国家安全法を起草する提案を、圧倒的な賛成多数で採択した。反対は1票、棄権が6票だった。 結果が発表されると、北京の人民大会堂(Great Hall of the People)は大きな拍手に包まれた。 国家安全法は、中国当局が香港政府を事実上迂回(うかい)し