サントリーが今年発売を予定しているプレミアムハイボール缶「山崎」と「白州」=1日午後、東京都港区赤坂の「サントリーホール」(酒巻俊介撮影) サントリーは1日、ウイスキーを生産する蒸留所に100億円規模の設備投資を行うと発表した。ウイスキー事業が100周年を迎えた今年を機に、高級ハイボール缶の投入などを通じて市場の活性化を図る。同日開いた記者会見で鳥井信宏社長は、「品質向上と需要創造を愚直に、少なくとも次の50年はこれまでと同じことを一生懸命にやる」と抱負を語った。 設備投資するのは、「山崎蒸溜所」(大阪府島本町)と「白州蒸溜所」(山梨県北杜市)。品質向上のため生産工程を見直し、ウイスキーの原料になる麦芽をつくる工程で、手間はかかるがより風味を引き出す伝統的手法を導入する。両蒸留所はいずれも改修工事中で、今秋にリニューアルオープン予定。 「山崎」「白州」の原酒をつかったハイボールの缶商品も投