南紀白浜空港(和歌山県白浜町)と羽田空港(東京)を結ぶ便が1日3往復6便から4往復8便に増便された2月、同月としては過去最高の2万271人(速報値)が利用したことが1日、県のまとめで明らかになった。搭乗率は58・5%。岸本周平知事は「本格的な4往復8便化の実現などの空港活性化に向け、県を挙げて推進していく」とするコメントを発表した。 南紀白浜空港は、地元の白浜町が働きながら休暇をとるワーケーションの場として人気が高く、利用客が増加。昨年4月から、4往復化した今年2月まで利用者数が11カ月連続で過去最高を記録している。 4往復化は県などが実現を目指しており、県や地元自治体、空港を運営する南紀白浜エアポートが令和元年、日本航空に4往復化などを要望。今年2月の1カ月間、一部を除き、4往復が初めて実現した。 県港湾空港振興課によると、2月の利用客数は冬場の閑散期の月としては初めて2万人を超え、2月