イスラム教の断食月「ラマダン」中のパキスタン・ペシャワルで、モスクで祈りをささげる人(2023年4月11日撮影、資料写真)。(c)Abdul MAJEED / AFP 【4月18日 AFP】パキスタン当局は17日、ダム建設プロジェクトの監督に当たっていた中国人技術者が、イスラム教を冒涜(ぼうとく)したとしてパキスタン人作業員らから糾弾されたため、警察の保護下に置かれたと明らかにした。 イスラム教徒が多数を占める同国では、神への冒涜は極めて微妙な問題で、冒涜的な発言をしたといううわさだけでもリンチや暴力の対象となりかねない。 当局によると、中国人技術者はカイバル・パクトゥンクワ(Khyber Pakhtunkhwa、旧北西辺境)州ダス(Dasu)の水力発電プロジェクトに携わっていた。パキスタン水資源省は2017年、同地でのダム建設を中国葛洲堰集団(CGGC)に発注していた。 中国人技術者は建