浜松ホトニクスは1日、同社創業者の1人で名誉会長の晝馬輝夫(ひるま・てるお)氏が3月29日に多臓器不全のため死去したと発表した。91歳。同社によると既に家族葬を済ませ、後日「お別れの会」を開く予定。 1926年9月に浜松市で生まれ、浜松高等工業学校(現静岡大工学部)機械科で学んだ。同校助教授として世界で初めて電子式テレビに文字を映し出した高柳健次郎氏の精神を受け継ぎ、53年に初代社長の堀内平八郎氏(故人)ら同窓生と、同社前身となる「浜松テレビ」を設立した。78年に社長就任し、84年に藍綬褒章を受章。「人類未知未踏の追求」をモットーに光技術の開発を進め、健康上の理由から2009年に社長を退任した。 浜ホトが開発した光技術は医療や環境計測、学術研究など幅広い分野で活用され、主力製品の光電子増倍管は世界シェアの9割以上を占める。02年、15年のノーベル物理学賞に輝いたニュートリノ研究では、大口径
遠州鉄道が60年前に導入し、市民の足として親しまれた「30形」の電車が4月末で姿を消す。同じ形で最後まで残った車両「モハ25号」が老朽化で引退する。独特な走行音やレトロな外観が特徴で、色は遠鉄のシンボルカラーの赤。別れを惜しむ声に応え、4月28日から30日まで引退記念の特別列車を運行する。 最初の車両は1958年に導入。それまでの車両と順次置き換わり、60年代から80年代ごろまでは主力だった。「通勤や通学で乗った人も多いはず」と同社鉄道営業所長代理の黒田正人さん(37)。新型車両への置き換えが進み、最後に残った78年製造のモハ25号も更新期の“40歳”になる。30形は「つり掛け式」と呼ばれる駆動方式で、うなるような走行音が特徴。車体正面に2枚窓がある「湘南フェース」もファンに人気だ。 モハ25号は2015年に通常運行から外れたが、貸し切り列車などに使われ、走行距離は地球42周半に当たる17
藤枝市とインターネットサービス大手の楽天は26日、市内の中山間地域で、小型無人機「ドローン」を活用して、注文を受けた商品を民家に配送する物流の実証実験を行った。 将来的な個宅配送の実現を目指した取り組み。離陸から、商品を届け、出発地点に戻るまでの工程を自動で実施する完全自律飛行ドローンで実験を進めた。楽天によると、個人の民家に完全自律飛行のドローンで商品を配送する実験は国内で初めてという。 子育て世帯と高齢者が専用アプリで文房具や調味料、弁当などを注文した。配送拠点に見立てた市北部の瀬戸谷温泉ゆらくから、北に約1キロの個人宅まで飛行。所定の場所に荷物を置き、ゆらくに戻った。実験は計2回あり、いずれも無事に荷物を運んで成功した。 楽天ドローン事業部の向井秀明ジェネラルマネージャーは「都市部でのドローン配送の実現を目指しながら、まずは離島や中山間地域などでの活用を進めていく」と述べた。 市は中
浜松市天竜区佐久間町の佐久間ダム湖畔で25日、「佐久間ダム竜神春の舞」(天竜川とともに生きる文化伝承事業実行委員会主催)が開かれた。昨年10月に台風の影響で中止になった秋恒例のイベントで、春開催は初めて。暖かな陽気の中、大勢の行楽客が来場し、春の佐久間を満喫した。 地元の保存会員がダム建設工事の殉職者の霊を慰める「竜神の舞」を披露した。白煙が会場を包み、爆竹の音が鳴り響く中、会員は全長13メートル、重さ60キロの黄金の“竜神”を操り、力強く舞った。 住民有志でつくる「佐久間飛龍太鼓」の演奏や湖上打ち上げ花火、もち投げ大会なども行われ、イベントを盛り上げた。 エアロビ動画で最高賞 全国大会で浜松・佐鳴台中3年3組(2019/2/17 09:34)フットサルで就活を気軽に 浜松で学生と企業が交流(2019/2/17 09:32)西浦の田楽に向け酒造り 浜松・水窪の別当宅で能衆ら(2019/2/
小田急線新宿駅とJR御殿場駅を結ぶ特急列車が17日、愛称「ふじさん」として運行を始めた。同日午前、1号列車が御殿場駅に到着し、首都圏などからの乗客が次々と富士山麓に降り立った。 午前8時13分、小田急60000形車両の「ふじさん1号」が定刻通りに同駅に入った。新宿駅を出発してから約90分。車内からスーツケースやゴルフバッグを手にした乗客が降りた。ゴルフのため同駅から利用したという50代男性は「1日楽しみたい」と足早にタクシー乗り場へ向かった。 列車を共同運行するJR東海と小田急電鉄のダイヤ改正に合わせ「あさぎり」から変更された。御殿場市の観光のシンボル、富士山の名前にすることで利用者の増加を図る。 かるた、勢いよく札取り 藤枝・沼津で全国大会(2019/2/18 07:30)春色染まる河津桜 開花、例年並み(2019/2/18 07:21)ジュビロ観戦で愛育む ヤマハスタジアムで夫妻が結婚
JR東海が17日に行うダイヤ改正に伴い、長年にわたり小田急新宿―御殿場間をつないできた特急「あさぎり」が名前を変え、「ふじさん」として新たなスタートを切る。発着する御殿場駅周辺や近隣自治体は、改名を「首都圏から観光客を呼び込む好機」と前向きに捉えている。 「あさぎり」は国鉄時代から続く列車で、富士山麓の朝霧高原(富士宮市)から名付けられた。元乗務員の松永貴久運転総括助役(45)=沼津運輸区=は「春には桜のトンネルができ、御殿場に近づくと目の前に富士山が広がる。車窓が美しい列車」と語る。ゴルフバッグを抱えた乗客も目立ち、観光客が多く利用している。 一方で、名前に関しては「朝霧高原に行くと思われる」といった意見が御殿場市民から出ていた。御殿場線沿線自治体でつくる組織も、過去に改名を要望している。JR東海は今回の改名で、利用客に富士山方面へアクセスする列車だということを分かりやすくしたと説明する
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