天宮1号は2011年9月に長征2号Fによって打ち上げられた。(PHOTOGRAPH BY LINTAO ZHANG, GETTY) 中国の宇宙ステーション「天宮1号」が大気圏に再突入する。最新の予測では、3月30日から4月2日の間に地球上のどこにでも落下する可能性があるという。 「天界の宮殿」にちなんで名付けられた天宮1号が、地球の周回軌道に乗ったのは2011年9月のこと。宇宙ステーションの自動化技術のたたき台として開発され、運用期間中には宇宙船とのドッキングや、宇宙飛行士の滞在を実現した。中国が近い将来打ち上げを予定している、恒久的な宇宙ステーションの建設に向けた布石となっている。(参考記事:「地球に落下した意外な宇宙ゴミ」) 2017年5月、中国当局は国連に対し、天宮1号が2016年3月16日に機能を停止したことをはじめて公表した。構造上の問題はないものの、燃料を全て使い果たしたため、
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