2010年05月22日21:28 カテゴリ株式(日本+海外)&商品・為替[edit] 週末の定点観測 : 全体感 嵐のような一週間が終わった。 下は、白:ハンセン、黄色:日経平均、赤:NYダウ、緑:欧州500のチャート(円ベース)だが、欧州は2007年5月(=100)の半値以下になっている。 今回のギリシアPIIGS危機は、サブプライム金融危機という大地震の後に来た余震だ。 余震ではダメージを受けて回復が完全でないモノがさらにダメージを受ける。サブプライム金融危機のとき、欧州金融機関はドル借金を返済するためにドルを求めるパニックになった。 返済必要金額+資金流出金額の合計金額のドル資金を調達できない銀行は破たんした。欧州の名だたる銀行が消えた。英国のRBSは破たんした銀行の代表格だが、その前年まではCEO(私も2回ほどお会いしたが)は、その経営ぶりを激賞されていた。 今回もドルを求めるパニ
来年も作りたい!ふきのとう料理を満喫した 2024年春の記録 春は自炊が楽しい季節 1年の中で最も自炊が楽しい季節は春だと思う。スーパーの棚にやわらかな色合いの野菜が並ぶと自然とこころが弾む。 中でもときめくのは山菜だ。早いと2月下旬ごろから並び始めるそれは、タラの芽、ふきのとうと続き、桜の頃にはうるい、ウド、こ…
ドイツ連邦金融監督庁(BAFin)は、19日よりネーキッドショートセリング(貸株手当てのない空売り)の一時的禁止措置を導入する。規制の対象となるのは、ユーロ圏の国債ならびに関連したクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)、さらにドイツの主要金融機関10社の株式にも適用される。この措置は、5月19日から2011年3月31日まで実施される(ロイター)。 この発表を受けて、18日のニューヨーク外為市場では取引規制強化が嫌気され、ユーロが大幅に下落した。ユーロ・ドルは、一時1.2161ドルと2006年4月以来4年1か月ぶりの安値をつけ、ユーロ円は112円割れとなった。 ドイツ当局の空売り規制の導入によるリスク回避の動きや、米株安を受けて米債は大幅反発となり、米10年債利回りは前日比0.14%低下の3.35%、2年債利回りは同0.07%低い0.73%となった。 この空売り規制は市場にとって劇薬とも
NY株急落の背景にあるアルゴリズム取引批判が「金融規制必要論」を後押し。米国民が支持する「金融規制強化法案」が成立に向けて動き始めた。現政権も金融庁も成り行きを静観するが、早晩、日本にも影響が及ぶのは必至だ。 5月6日に起きたニューヨーク市場での株価急落。市場関係者の間からは「これでまた金融規制必要論に拍車がかかる」というため息交じりの解説が聞かれた。 この日のダウ平均株価(30種)は一時、前日比998.50ドル安と過去最大の下げを記録した。きっかけは大手金融機関が売り注文を出す際に、「ミリオン(100万)」と「ビリオン(10億)」を間違えた「誤発注」だったとされる。 急落の陰にアルゴリズム取引 1件の誤発注がなぜ、わずか10分間でNYダウが約700ドルも下げる相場全体の急落に結びついたのか。米国では早速、アルゴリズム取引への批判が噴出した。 アルゴリズム取引は、市場での株価や売買高などを
よく人口増加で世界的な食糧危機がなんて話を耳にするが、単なる煽りに過ぎないでしょというよく知られたお話: What the Starvation Lobby Ignores With presently available technology, humanity can feed an ever-growing population, with ever-better nutrition, for centuries. 人類は十億人単位で増えていく人口を食べさせていけるのか。答えはイエスだ。現在の技術水準で増加する人口によりよい栄養を数世紀に渡って提供できる。 Happily, such terrible scenarios have not materialized. Instead, people around the world have been increasingly bet
金融そして時々山 - 中国79%、日本41% http://kitanotabibito.blog.ocn.ne.jp/kinyuu/2010/05/post_86b7.html <「中国で79%、日本で41%、インドで81%、米国で76%」これが何の数字か分かりますか?分かれば敬服します。私は見当もつかなかったので。 これは「自由市場経済は人々の暮らしに良い」と考えている人の割合(Pew Research CenterのAre people better off in a free market economy?という調査結果による) この調査によると自由市場経済は暮らしに良いと考える人の比率で日本はアルゼンチンについて2番目に低い(アルゼンチンは36%)>。 <何故日本ではこれ程自由主義経済が暮らしに良いと考える人が少ないのだろうか?この調査は2009年に行われたものだが、リーマンショ
2010年05月15日20:09 カテゴリ株式(日本+海外)&商品・為替[edit] 週末の定点観測 : 全体感 夜が明けて思う、PIIGS&EUの真剣さを、投資家はまだまだ信用していない まず結論、 4月に先進国を売り払って作った現金ポジションを、株に戻すのは待つべきだ 今はまだ、動かざること山の如し 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 一夜明けてPCの画面を見ました。 やはり、こうなりましたか・・・・仕方がないか 2010年のSell in Mayは中間選挙の年のジンクスどおりの本格派です 今朝の感想は、下のような感じでした ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ユーロは下落したが、PIIGS-CDSはそれほど上昇せず、恐怖やパニックのピークはOverかもしれない。投資家は冷静に善し悪しを判断して行動しているようだ。
気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン David Bogoslaw (Bloomberg Businessweek、投資欄記者) 米国時間2010年5月9日更新 「Investing Around Europe's Sovereign Debt Crisis」 ユーロ圏でソブリン債の信用危機が深刻化し、機関投資家も個人投資家も、債券投資の戦略を見直し始めている。 ギリシャ国債が債務不履行に陥るのを防ぐとともに、ユーロの信頼回復に向け、国際通貨基金(IMF)と欧州中央銀行(ECB)が1100億ユーロ(約13兆円)の支援措置を発表した後の4月末の数日間、市場にはいっとき安堵感が広がった。だがその後、ギリシャで労働者らの抗議活動が激化し、ギリシャ政府が支援措置の前提となる厳格な緊縮財政
[東京 10日 ロイター] 協調的なドル流動性支援策の決定を受け、ドル金利が低下している。ドル不足が深刻化していた市場では安堵感が広がっているが、ドル不足の真因は一部欧米金融機関が保有する未処理の不良債権の存在であり、これらの処理が遅れれば、再びドル不足に陥る危険性がある。 米連邦準備理事会(FRB)は9日(日本時間の10日午前)、欧州中央銀行(ECB)、カナダ中央銀行、イングランド銀行、スイス国立銀行と、2011年1月までのスワップ協定を再締結した。FRBは声明で「協定は、ドル資金調達市場の流動性状況を改善し、緊張が他の市場や金融センターに波及することを防ぐための措置」とした。日銀もFRBとの間で米ドルスワップ協定の再締結などを決定したことを明らかにした。 「市場は流動性ショックに陥りつつあった。市場のセンチメントは委縮し、LIBOR(ロンドン銀行間取引金利)の上昇に象徴されるように、信
2010 年 5 月 10 日 日本銀行 中央銀行の協調対応策について 欧州の米ドル短期金融市場における緊張が再び高まっている状況に鑑み、カナダ銀行、 イングランド銀行、欧州中央銀行、米国連邦準備制度、スイス銀行は、時限的な米ド ル・スワップ取極の再締結を公表することとした。これらの措置は、米ドル短期金融市 場における流動性の改善を図るほか、そうした緊張が他の市場や金融センターに波及す ることを防ぐことを目的とするものである。日本銀行も、同様の措置の導入に向けて速 やかに検討を行うこととした。 中央銀行は、引き続き緊密に協力し、短期金融市場における調達圧力に対処していく方 針である。 各国中央銀行の措置 各国中央銀行の措置については、下記ウェブサイト参照。 カナダ銀行 イングランド銀行 欧州中央銀行 米国連邦準備制度 スイス国民銀行 http://www.bankofcanada.
2010年05月09日21:56 カテゴリ株式(日本+海外)&商品・為替[edit] 週末の定点観測 : 全体感 あれよアレヨと言う間に上がったPIIGSのCDSスプレッド、 「政治家はファンダメンタルを反映していない、そんな市場は規制(=撲滅)すべきだ」と叫んでいるが、そんな市場に金を借りたはあなたです。 政治家は「市場はそんなモノとは思わなかった」と怒っているだろうが、市場は人間が創っているものなので、時間とともに経年変化するものです。変化に気付かずに「昔のままのアナタ」だと思っていたら、シッペ返しをくらったのが欧州政治家だったという評価が妥当でしょう。多分世界中の政治家にあてはまるでしょう。 政治家は、ECB(中央銀行)に「ギリシア国債を買い支えろ!」という圧力をかけたが、トリシエは5月6日は拒否した。これが株式市場の下落を拡大させた。 NYの暴落はこのニュースが漏れたころに起こった
久々にまともな(!)やり取り。 グレッグ君 ポール君がギリシャについて思慮深くかつ示唆に富んだコラムを書いている*1。でも、地域間の移転支出を司る中央集権的な巨大政府が存在しないから欧州は最適通貨圏ではない、という議論はどうかな?(この議論については僕の中級教科書の12章も見てみてね) たとえば19世紀の米国は、今の欧州と同様にそういった中央集権的な財政が無かったけど、共通通貨は結構うまく働いていたみたいよ。当時の景気循環は今よりひどかった、という議論もクリスティ・ローマーに完膚なきまでに論破されているし。 19世紀には労働関係の制度が今とは違っていて、賃金の調整が容易だった、というクリス・ヘインズが言うような議論もあるかもしれない。そうすると、それがギリシャや欧州の他の国が今後進むべき道かもしれない。ポール君の言うように賃金を下げるのは苦痛を伴うけど、ユーロを捨てるよりまだ楽かも。 あと
4月20〜21日にワシントンD.CにおいてG20労働・雇用担当大臣会合が開催されました。このときに、ILO(国際労働機関)が提出したレポート"Accelerating a job-rich recovery in G20 countries: Building on experience" を読む機会がありましたので、少し内容を紹介します。 なお、このレポートを含むG20会合に関するILOの文書は、下のサイトを参照してください。 http://www.ilo.org/global/About_the_ILO/Media_and_public_information/Press_releases/lang--en/WCMS_126202/index.htm 2008年の第4四半期に、おおくの国で実質GDPが低下しました。一方、これと比較した完全失業率の悪化の程度は、国によってさまざまです。
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