欧州議会の英国人議員(右端)に日系企業の要望を説明する日系ロビイストの杉山隆さん(左端)ら=2002年4月、ブリュッセルの欧州議会で、脇阪紀行撮影 「CSR(企業の社会的責任)の次はCPR(企業の政治的責任)!?」─そう銘打たれたイベントが1月、都内で開かれた。主催者は、スタートアップの支援をする企業「マカイラ」だ。ロビー活動やPR、キャンペーンなどで政府や世論に働きかける活動を助けている。 IT系のスタートアップは、民泊やライドシェアなど事業をする上で規制緩和が必要なことがある。個人情報などにもかかわる場合は世論の理解も必須で、新しい政策作りやルール形成が必要なことが多い。 藤井宏一郎代表は、新しいビジネスを生み出すため、こうしたスタートアップの声を届ける支援をしてきた、と説明した上で、こう語った。 「既得権益や世の中を変えないようにする人ではなく、社会変革やイノベーションを起こしたい人