第56回ミス日本コンテスト2024でグランプリに選ばれた椎野カロリーナさん=2024年1月22日、東京、ロイター

第56回ミス日本コンテスト2024でグランプリに選ばれた椎野カロリーナさん=2024年1月22日、東京、ロイター
2023年11月17日から5日間にわたり、「ChatGPT」の開発元として世界的に注目される米国のAI(人工知能)開発組織OpenAIの内紛劇が世界を騒がせた。関連して「EA」「e/acc」という見慣れない用語がネットを飛び交った。これらは、主に英語圏のテクノロジー業界で流行している「思想」を指す言葉だ。内紛劇の背後にある「思想」を見ていくと、そこにテクノロジー業界にはびこる「気分」あるいは「マインドセット」の危うさが潜んでいる。 CEOの突然の解任と復帰、理事会の再編劇 背後に「思想」対立? まずOpenAI内紛劇を簡単に「おさらい」しておこう。 OpenAIの理事会は11月17日にサム・アルトマンCEO(最高経営責任者)を解任。ところがわずか5日後、11月22日にアルトマンはCEOとして復帰すると発表された。 ただしアルトマンは理事の地位は失い、また自分の行動について独立した調査を受け
■民進党がぶち上げた「休める権利」 そこで2016年に政権を奪った民進党は「しっかり休める権利」をかかげて2年前に労働基準法を改正し「一例一休」と呼ばれる新制度をぶち上げた。法改正で週1日の法定休日(例假)とは別に、法定休息日を新設。「完全週休2日制」に踏み切った。台北で、日本の労働省にあたる労働部を訪ねると、担当副司長の黄維琛(50)は「日本や欧州でも法律上は週休1日。2日を盛り込んだのは世界的にもまれ」と胸を張った。休息日に出勤を頼めば、雇用主が支払う手当は平日の2倍以上。残業も厳しく制限した。 だが、ふたを開けてみれば、雇用する側と労働者側の双方から不満が噴出。特にスーパーやコンビニ、バス会社などのサービス業は、休日営業すると人件費がかさみ、シフトの人繰りも難しくなった。 一例一休ではサービス業が影響を受けた=台北市、大室一也撮影 日本のパン屋「ANTIQUE」のフランチャイズ店を台
ロシアによるウクライナ侵攻の裏で、アメリカの大手通信事業者が、ある行動に出た。専門家の間で衝撃が走ったその出来事は、インターネットの新たな時代の到来とも言える。いったい、何が起きたのか――。 ロシアによるウクライナ侵攻から10日ほどたった3月初旬。東京・飯田橋にあるインターネットイニシアティブ(IIJ)技術研究所の主幹研究員、ロマン・フォンテュニュ(37)さんは、専門家の間で飛び交っていたうわさを耳にした。 「米国の大手通信事業者がロシアとを結ぶ通信を遮断したらしい」。果たして、そんなことがあるだろうか──。 半信半疑ながら、パソコンを開き、通信状況のデータを分析してみた。同研究所にはインターネットの稼働状況が世界規模でわかる独自のシステムがある。これを作ったのが、フォンテュニュさんだった。 インターネットイニシアティブ技術研究所のロマン・フォンテュニュ主幹研究員=同社提供 確かに、3月4
観測したのは、日本のプロバイダー大手、インターネットイニシアティブ(IIJ)技術研究所の主幹研究員、ロマン・フォンテュニュさん(37)。欧州などの研究者らと共同で調査にあたった。フォンテュニュさんは、今年のロシアによるウクライナ侵攻の最中に、米国の大手通信事業者によるロシアの通信事業者への通信遮断も観測した人物だ。 インターネットイニシアティブ技術研究所のロマン・フォンテュニュ主幹研究員=同社提供 調査によると、併合前のクリミア半島からのインターネット接続は、半島の北側に位置するウクライナ本土のプロバイダーのサービスが主に用いられていた。しかし、併合後にはウクライナの通信会社の大半がクリミア半島から撤退してしまったという。 その一方で、ロシアの動きは速く、したたかだった。併合直後に国営通信会社のロステレコムがロシアとクリミア半島の間に通信ケーブルを通すと、16年にも2本目のケーブルを海底に
北京オリンピックが2月4日に開幕する。世界屈指のアスリートたちが熱戦を繰り広げる中、忘れてはならない問題がある。 新疆ウイグル自治区での人権問題だ。この問題に家族が巻き込まれたという日本在住のウイグル出身の男性は「私たちの日常平和を破壊しておきながら、何事もなかったかのように開かれるオリンピックには反対」と訴える。 新疆ウイグル自治区は中国北西端にあり、中央アジアなどに隣接している。中国の行政単位(省または自治区)としては最大の面積で、約2500万人が住んでいるとされる。多様な少数民族が暮らしてるが、最も多いのがウイグル族だ。18世紀半ばに清朝が征服して以降、今の中国に属している。2009年に広東省の工場で漢族がウイグル族を襲う事件があり、自治区のウルムチでウイグル族が抗議デモをしたところ、治安部隊と衝突。これをきっかけに当局の締め付けが強まり、ウイグル族を「テロ分子」「分離独立派」なとど
大津市内の高校で生徒らにコンドームの付け方を教える清水美春さん=2019年、大津市、ハフポスト日本版提供 清水さんが配布を計画しているコンドームは「びわこんどーむ」と名付けたオリジナル品。滋賀の名所、琵琶湖にちなんでおり、パッケージには湖に生息するビワコオオナマズをモチーフにしたキャラクターを印刷する。 びわこんどーむのパッケージデザイン=清水さん提供 清水さんは教諭時代にこのキャラクターを発案。講演会などで長年使ってきた。 高校生たちには、活動に賛同する高校教諭らを通じて届ける予定。活動費をまかなうため、クラウドファンディングも活用する。 清水さんが性教育、とりわけコンドームに熱心なのは青年海外協力隊として派遣されたケニアでの経験があるからだ。 ケニアの子どもたちにコンドームの大切さなどを訴える清水さん(左) 2002年に高校の保健体育教諭になり、性教育の授業にたびたび取り組んできた。そ
日本人には「KY」(空気が読めない)といったイメージをもたれることもあるというインドの人たち。ですが近年、多くの人が世界的企業で働き、国際舞台で活躍しています。人材を世界に押し出す背景には何があるのか。日本との考え方の違いは? 日本語をはじめ5言語を操り、米グーグル本社の広告部門で働くニューデリー出身の中野スルビさんと、夫の中野良亮さんに聞きました。(奈良部健) ――スルビさんは、米自動車会社テスラやグーグルなどグローバル企業で働いてきました。インドで培った力が生きるとすれば、それは何でしょうか。 スルビ 楽観的に全てうまくいくと思う姿勢ですね。そしてビジョンをつくる力。14億近い人口大国のインドはリソースが限られ、インフラもまだ整っていない。毎日たくさんの問題が起こります。でも立ち止まるのではなく、工夫して道を切り開いていく。『ノープロブレム』というインド人は、日本人にはいい加減で適当に
■「スーパーインド人」の象徴 「みなさんこんばんは、そしておはようございます」。青いシャツ姿に静かな笑みをたたえて画面上に現れると、米グーグルのCEOスンダル・ピチャイ氏は、参加者との時差に気配りを見せた。今年5月下旬、記者(尾形)が参加した世界6メディアとのオンライン共同インタビューでのことだ。 「未来の技術の見通し」を聞くと、目を輝かせた。「とてもエキサイティングな質問です。例えばグーグルマップに拡張現実(AR)を組み込めば、東京の街を歩いているときに、そばのレストランを見て、『中で提供されているメニューは何だろう』と質問したりすることもできるでしょう」 東京に言及しながら、技術の可能性を縦横無尽に語っていく。女性記者の質問の順番の際に、別の記者が割り込もうとすると、「彼女が先であなたは次です」と即座に割って入った。 グーグル社員から聞いていた「本人に会うと、思いやりや気遣いを感じる」
男性として生まれたが、女性として生きることを決意したトランスジェンダーのサリー楓さん(27)に迫るドキュメンタリー映画「息子のままで、女性になる」が公開された。 作品は、カミングアウトした楓さんがトランスジェンダーのビューティーコンテストに挑む姿を中心に描いているが、最大の見せ場は、顔出しで出演に応じた父親が楓さんについて語る場面だ。 「息子としてしか見られない」。そう父親はそう断言するが、楓さんはむしろ「うれしかった」と言う。 当事者でありながら、LGBT理解を求める世の中の風潮が「ある種の同調圧力」と指摘する楓さん。監督の杉岡太樹さんとともにインタビューした(敬称略)。 サリー楓(かえで) 1993年京都生まれ、福岡育ち。建築設計会社に勤めるかたわら、トランスジェンダーの当事者としてLGBTQに関する講演活動やテレビのコメンテーターもこなす。パンテーンCM「#PrideHair」に起用
夫婦の呼称問題は近年、ジェンダーの観点から日本で議論されるようになった。写真はイメージです=gettyimages
「さあ、みんな、誰か質問はないかい?」。テレビ番組のホスト、ヤニック・スコウ(29)が聞いた。11歳から13歳の観客のうち、ほんの数人しか手が挙がらない。「覚えておいてほしいんだけど、何も間違ったことをしているわけじゃあないよ」と彼は言い、「良くない質問なんてないんだ」と続けた。 子どもたちの思いがどこか別のところにあったとしても、それを責めることはできない。デンマークの首都コペンハーゲンの暖房が効いたスタジオで、子どもたちの前にあるステージにバスローブにくるまった5人の大人が立っている。彼らの顔つきが真剣になり、短い沈黙があった。子どもたちは、数日前から学校でそのことについて話し合っていたので、次に何が起きるのかがわかっていた。スコウがちょっとうなずくと、大人たちはローブを脱ぎ捨てた。 子どもたちに向かい、そしてカメラに向かって、大人たちは手と腕を背中の後ろで組み、彫像のように全裸で立つ
先日、ドイツ在住のライターの雨宮紫苑さんが、アニメのキャラがドイツ語や英語などの外国語を使う場合は、外国で見ても違和感のないように、正しい外国語が使われるべきだと書きました。実際には文法がおかしかったり、発音がおかしかったりするため、たとえば英語圏の国やドイツでアニメを見た時に、現地の人が気持ちよく見られないそうなのです。 これに対してイスラム思想研究者でありアラビア語の通訳でもある飯山陽さんが「母国語に外国語を混ぜて使う方が、むしろ世界標準だろう。フランス人が「タタミ」を動詞として使うことや、寿司が世界中で「スーシー」であることも、雨宮氏は「適当」「残念」と馬鹿にするのだろうか?/ 「外国語の扱いや外国人の扱いが適当だなぁ」と改めて痛感。」とつぶやきちょっとした論議になりました。 「日本人なのだから日本語を使うべき」という発想 外国人が日本のアニメを見た時に「アニメのキャラクターが話す外
「『予測』という名の欲望」連続インタビュー#7(完) 今泉允聡・統計数理研究所助教 囲碁の世界チャンピオンを破ったソフト「アルファ碁」などで一躍注目を浴びるようになったのが、人工知能(AI)の「ディープラーニング」(深層学習)という技術だ。大量のデータを学習してデータ間のつながりを見つけるのに長け、非常に精度の高い予測をする。文字・画像認識の分野での活用が広がるが、どうやってその答えを見つけ出したのか、人間には理解できないという。なぜ、人間はAIの考えが理解できないのか。分かるようになる日は来るのか。ディープラーニングの仕組みなどを研究している統計数理研究所助教の今泉允聡さんに聞いた。(西村宏治) 【特集】「『予測』という名の欲望」全記事はこちらから読めます ■人間にはAIの考えが分からない? ――ディープラーニングは、大量の「教師データ」を読み込み、入力する変数と、出力する変数との間の関
住民の半数が外国人、という芝園団地(埼玉県川口市)には、プログラミングの仕事をする中国人のIT技術者が多く住んでいます。彼らの社員旅行に参加させてもらい、「日本に住む中国人」を疑似体験しました。そこで気づいたのが、日本人からの視線です。(大島隆) 「大島さん、社員旅行に一緒に行きませんか?」 ある日、団地に住む友人の王世恒さんから電話があった。王さんはIT技術者として働いていたが、数年前に中国人のIT技術者を派遣する企業を立ち上げた。その社員旅行に一緒に行かないかというのだ。 聞けば、バスを借り切って伊豆に行くのだという。中国人の社員旅行に参加できるとはめったにない機会だ。二つ返事で「行きます!」と伝えた。 夏の終わりの旅行当日、集合場所の東京駅前には社員とその家族合わせて約80人が集まった。そのうち何組かは、王さんと同じく芝園団地に住む社員だ。参加者のうち、日本人は私ともう一人の王さんの
在京大使館が突然「ウクライーナ」を名乗る 本連載では、ロシアの南西に位置する隣国、ウクライナのことを何度か取り上げています。最近、同国の在京大使館のホームページを眺めていたところ、こちらのページ で、重大なアピールが発信されていました。 アピールの趣旨は、「ウクライナの地名はロシア語ではなくウクライナ語をもとに英語や日本語に翻字されるべきだ」というものです。もちろん、この主張自体は理解できるものですし、筆者自身も以前からそのように心がけてきました。驚いたのは、大使館が、ウクライナは日本語で正しくは「ウクライーナ」と表記すべきだと主張していたことです。良く見ると、気の早いことに、ホームページ自体のタイトルがすでに「在日ウクライーナ大使館」になっていました。 ここで解説しておくと、そもそもロシア語やウクライナ語には、長音は存在しません。ただ、ロシア語やウクライナ語の単語の中には、基本的に一箇所
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