住田町の住田観光開発㈱(松田栄代表取締役)が運営する滝観洞観光センターと有志が6日夕、上有住にある滝観洞の内部でプラネタリウムの「実証試験」を行った。地域が誇る観光資源の滝観洞にさらなるにぎわいを──と企画したもので、洞内空間に星空を投影。今後、七夕時期のイベント開催を目指し、検討を重ねていく。 滝観洞は全長3635㍍、高低差115㍍にも及び、国内屈指の鍾乳洞として知られる。観光洞部にはライトアップされた鍾乳石が輝き、岩肌や地下水などによる神秘的な光景や、洞内滝としては国内屈指を誇る最奥部の「天の岩戸の滝」も人気を集めている。 プラネタリウムの企画提案者は、平成30年から昨年2月まで、上有住地区の地域おこし協力隊を務めていた金野正史さん(34)=大船渡市赤崎町。 協力隊時代にも町内でトレイルランニングイベントや自然の中での体験学習などを企画していた金野さん。鹿児島県の種子島で巨大な洞窟の内