1 社会学の誕生 社会学という言葉を創始した、「社会学の父」コントと、社会進化論の代表格スペンサー。彼らはともに社会を有機体としてとらえ(社会有機体説)、その発展段階を定式化した。その背景には市民革命、産業革命、科学の進歩という急激な社会の近代化があった。 2 コントの「三段階の法則」 コントは人類の知識や社会のあり方も1人の人間と同じように成長すると考えた。 【ここがポイント!】 それぞれの段階を子供の成長で例えると・・・。 神学的段階 ■神学的な知識 小さな子供はいつも「どうして?」という疑問を勝手な想像で解釈してしまう。 ■軍事的な社会 おもちゃはケンカでとりあう。 形而上学的段階 ■形而上学的な知識 子供も成長してくると、現実を観察して頭で色々考えるようになる。 ■法律的な社会 きまりを守って友達と仲良くできるようになる。 実証的段階 ■実証的な知識 大人になって現実を知ると、勝手