この記事は、自然言語処理 #2 Advent Calendar 2019の24日目の記事です。 Open-Domain Dialogueや非タスク指向対話、雑談対話と呼ばれる領域において、発話データのみを使用したEnd2Endな対話応答生成を試みる歴史はそこまで古くなく、[Ritter et al+ 11]や[Jafarpour+ 10]がまず名前をあげられるように、比較的最近始まった研究テーマとなります。 これらは、Twitterなどの登場により、ユーザー間で行われる、ほとんどドメインを限定しない、もしくは多様なドメインにまたがる、大量の対話データを、容易に収集できるようになったことにより、活発に研究されるようになってきました。 初期の研究である[Ritter+ 11]や[Jafarpour+ 10]では、統計的機械翻訳ベースや情報検索ベースの手法でEnd2Endな対話システムを構成して