情報漏えい対策の強化が企業に求められる中,その一つの解となるシン・クライアントに対する企業の関心は高い。端末側に情報を持たせないシン・クライアントは,有効な対策となるからだ。 ただ実際に運用中の企業は,まだ少数派。本誌が1月に実施した読者モニターへのアンケートでは,シン・クライアントを既に導入している企業は1割に満たなかった。導入予定の企業を加えても3割弱(図1)で,残り7割は「導入予定はない」と回答した。 図1●導入企業が語るシン・クライアントの真実 シン・クライアントに関する様々な不安から導入に踏み切れない企業ユーザーの姿が浮かび上がった。実際に導入した企業によれば,このような不安の多くは払しょくされている。 [画像のクリックで拡大表示] とはいえ「導入予定はない」企業も,実はシン・クライアントに対する関心は高い。寄せられたコメントには,「どの方式を選べばよいのか迷う」,「導入コストが
![第1回 シーン別の導入効果が明確に](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/bed39b5962a5d552c95b6d796db8f55e72d32943/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fxtech.nikkei.com%2Fimages%2Fn%2Fxtech%2F2020%2Fogp_nikkeixtech_hexagon.jpg%3F20220512)