フリーソフトウェア財団(FSF)が何のための団体なのかは、その名前からわかるはずだ。だが、フリーソフトウェアの推進というのは、具体的には毎日どのような活動をしているのだろうか。FSFの組織構造を見てみると、同財団の役割が非常に複雑化していることや、フリーソフトウェア・コミュニティ向けに多彩なサービスを提供していることがわかる。これだけ小さな団体が、コンピュータ技術に対してこれだけ大きな影響力を持つに至った背景の一端がうかがえる。 FSFは、米内国歳入法第501条(c)3項に定められた非営利団体で、理事会(board of directors)制で運営されている。現在の理事は、FSFの設立者で現代表のRichard M. Stallman氏や、長年のメンバーであるHenry Poole氏などで構成されている。ここ数年は新顔も加わっている。 理事の1人、Benjamin Mako Hill氏は
「エンジニアにとって、マーケティングは重要だ」――ウェブキャリアが主催する「Ruby on Rails Summer Festibal 2008」で、TISの倉貫義人氏は「エンジニアの処世術」についてそう語った。 同セミナーは、Ruby on Railsによる商用開発を促進するための、開発者向け実践的ノウハウの提供を目的としている。3回目となる8月25日、倉貫氏は「Rails×Agile実践事例 ~マネージャから見たRails×Agileと、大企業でオープンソースを出すまでの道のり~」と題して講演を行った。 倉貫氏は冒頭で「Agile系の話はよくするが、Railsの話をすることはあまりない。今日もRailsの技術的な話はほとんどしないと思う」と補足。「プログラマとマネージャを行ったり来たりしている」という自らのキャリアについて紹介した後、「そのなかで経験して学んだ、『Railsを使った開発
オープンソース/フリーソフトウェア分野で画期的な法的判断が、この夏、米控訴裁で下された。オープンソースソフトウェアに基づく商用ソフトを、ライセンス規約に従わずに製作・販売していた個人・企業を、開発者が訴えていた著作権訴訟で、米連邦巡回控訴裁が一審判決を覆し、ライセンス規約が著作権条件として有効であると認めた。つまり、オープンソースソフトウェアが著作権の保護対象となることが確認されたのである。開発者にとって朗報だが、同時にオープンソース企業を取り巻く状況の変化も見えている。 訴訟は、オープンソース開発者のRobert Jacobsen氏が商用ソフトウェア開発者のMarrhew Katzer氏および同氏が勤務するソフトウェア企業のKamind Associatesを相手取って起こしていたものだ。 Jacobsen氏は、自身が作成した鉄道モデルソフトウェア「DecoderPro」を、Perlなど
夕立は相変わらずありそうな気がする SOA:これでビジネスが加速する:スペシャル - ZDNet Japan マイクロソフトがようやく「Fiji」について正式にコメント:スペシャル - ZDNet Japan Adobe AIRでiTunes×Twitterクライアントを作ってみた(1/2)− @IT 顧客要求を安易に受けてしまう人の良いSE− @IT自分戦略研究所 情報システムに劇的な変化をもたらす「仮想化」 - ワークスタイル - nikkei BPnet [tuigwaa-user:473] Tuigwaa 開発停止のご連絡 米JDAが米i2を買収、SCM市場にも業界再編の波 | 経営 | マイコミジャーナル 米MS、Visual Studio 2008/ .NET Framework 3.5のSP1提供開始 | エンタープライズ | マイコミジャーナル DirSync Pro (D
昨日、Buriについて書きました。BuriはOSS(オープンソースソフトウェア)です。escafe.orgというところで公開しています。さて、このescafe.orgですが開店休業状態になってしまっています。今後の処置については私の裁量次第という状態になっているのですが、正直私の中で気持ちが行き詰っています。 escafe.orgはTuigwaaことescafeWebというフラッグシッププロダクトがあり、これに統合する予定で周辺のプロダクトが寄り集まった所帯です。Buriもそのひとつです。なのですが、Tuigwaaは本日正式に開発の停止がメーリングリストに伝えられました。 実は今年の3月にTuigwaaの開発メンバーの皆さんが所属していた会社さんがなくなってしまいました。正確には関連会社さんに吸収されて事業の取捨選択がなされたということです。何はともあれ、一社に集まって会社の日常的な支援を
オープンソースプログラミングにとって最大級のライバルであるMicrosoftが、オープンソースソフトウェアの最大級の支持者であるApache Software Foundation(ASF)に資金提供を開始した。 「MicrosoftはASFのスポンサーとなる。これにより、ASFが管理者やその他のサポートスタッフに報酬を支払うことが可能になり、つまりはASFの開発者が素晴らしいソフトウェアを構築することに注力できるようになる」と、Microsoftのプラットフォーム戦略シニアディレクターを務めるSam Ramji氏は語った。同氏は米国時間7月25日、Open Source Conventionでの講演の中でこの動きを発表し、同社のブログ「Port 25」でもApacheの支援について説明した。 Apacheは依然として、ウェブサーバソフトウェア市場のシェアでMicrosoftをリードしてい
"Practice Makes Perfect." -- 日々是努力。大きなことができるのは、毎日の鍛錬があるからです。自分の限界まで努力していれば大きな自信になるし、ダメだったときにも後悔しない。 最近設立したオープンソースコミュニティ The Ashikunep Kotanのロゴにも、この言葉が入っています。 現在のお仕事 -- 最初に現在のお仕事、活動についてお聞かせください。 私の日常業務は会社経営であり、その一方、ボランティア活動としてオープンソースコミュニティに関わっています。 会社全体としての日常業務はソフトウェア受託開発なのですが、私は会社の非日常業務である、経営全般が仕事です。多くは問題解決と意思決定で、 幸いに会社が順調だと、私自身は結構自由な時間が取れることが多いのですよ。 そこで残りの時間を使って、NPOであるSeasarファウンデーションを運営したり、オープンソー
JUAS(日本情報システム・ユーザー協会)が,「非機能要求仕様定義ガイドライン」を発行した。このガイドラインは,JUASが2007年9月から2008年3月にかけて実施した「UVC(User Vender Collaboration)研究プロジェクトII」の成果で,ユーザー企業がベンダーに提示する要求仕様書(別の言い方ではRFP=提案依頼書)における非機能要求の定義方法をまとめたものである。 JUASは,2007年に「UVC研究プロジェクト」の成果として「要求仕様定義ガイドライン」を発行しているが,非機能要求については不十分だった。これを補うために,非機能要求に正面から取り組んだのがUVC研究プロジェクトIIであり,「非機能要求仕様定義ガイドライン」だ。 言うまでもなく,ユーザー企業がシステムの非機能要求を明確にベンダーに伝えることは非常に大切である。しかしこれまでは,どんな非機能要求を伝え
このところ,社内システムを最近オープンソース・ソフトウエアとして公開した企業に話を聞く機会が続けてあった。NTTデータ,TIS,KN情報システム---これらの企業は何を狙ってソフトウエアを無償で公開したのか。その反響はどうだったのか。 「敵に塩を送ることになるのではないか」 「『敵に塩を送ることになるのではないか』,という声もあった」---NTTデータ 技術開発本部ソフトウェア工学推進センタ部長 冨安寛氏は「TERASOLUNA」を公開する際にたたかわされた議論を振り返る。TERASOLUNAは,NTTデータが開発したフレームワークと開発プロセスである。技術開発や新規事業のために作ってみたソフトウエアではない。NTTデータで1999年から開発を始め,これまで約280の大規模プロジェクトに適用しているソフトウエアと開発プロセスである。NTTデータがオープン系システム開発の標準として現在も使い
最終更新: 2010-08-01 18:47 概要 プロジェクト概要 開発ダッシュボード Webページ 開発メンバー 画像ギャラリー 公開フィード一覧 活動 統計情報 活動履歴 ダウンロード リリース一覧 統計 ソースコード コードリポジトリリスト Subversion リポジトリ閲覧 チケット チケット一覧 マイルストーン一覧 チケットの種類一覧 コンポーネント一覧 よく使われるチケット一覧のリスト/RSS 新規チケット登録 文書 Wiki FrontPageの表示 ページ一覧 最近の更新 文書マネージャ 文書一覧 コミュニケーション フォーラム フォーラム一覧 ヘルプ (1) 公開討議 (6) メーリングリスト MLの一覧 cfneo-developers ニュース
2008/07/08 グーグルは7月7日、同社の基盤を支える要素技術の1つ「Protocol Buffers」をオープンソースで公開した。Protocol Buffersはさまざまな構造化データを言語に非依存な形で定義し、利用するためのソフトウェア。JavaやC++、Pythonで利用でき、定義したデータは各言語のクラスライブラリにコンパイルされるという。例えば、いくつかの32ビット整数やストリングからなるデータ型を「.proto」というファイルで定義しておけば、このデータ型で定義されるメッセージストリームを、各言語から利用できるという。 オープンソース化を担当した同社ソフトウェアエンジニアのケントン・バーダ(Kenton Varda)氏によれば、Protocol Buffersは、XMLやIDLで満たせないニーズを満たすものだという。「XMLは優れているが、グーグルで扱うデータ量はXML
ということで、現状のコンポーネントをリストアップして、概要を日本語(一部英語のままw)でまとめてみました。今後、個人的に興味のあるものを順にピックアップして、もう少し深く知っておく、という作業をしてみようかな、と思ってます。 まずは、commons-langを掘ってみている。すげええええええの連続です。近々ご紹介しますとも。 Properシリーズ(正式プロジェクト) コンポーネント mvn 説明 参考 attributes ○ メタデータ属性(docletタグ等)ランタイムAPI。javadoc内アノテーションを処理する。Java4以前で有用かも。 参考 beanutils ○ Reflection/Introspection APIのラッパー 123 betwixt ○ JavaBeans・XML間の相互マッピングAPI 参考 chain ○ "Chain of Responsibili
Webサイトの管理システムに対する認証には,現在でもパスワードが広く利用されている。パスワード攻撃とは,なんらかの方法でパスワードを推測して,そのパスワードを用いてシステムに侵入する手口を指す。 パスワードを知る手段としては,(1)ネットワーク盗聴,(2)総当たり的な試行,(3)ソーシャル・エンジニアリング的な手法などがあるが,インターネットからの攻撃の多くは(2)の総当たり的な試行によるものと考えられる。ネットワーク盗聴やソーシャル・エンジニアリングは,ある程度ターゲットを絞った攻撃に利用される。 パスワード攻撃は非常に古典的な手法であるが,現在でも頻繁に発生している。公表された事例では,2007年3月14日にはてなのSSHサーバーが外部から総当たり攻撃を受けて侵入され,ボットをインストールされる事件が発生した 。2006年11月には,ネット証券のWebサイトに大手SI事業者の社員が自作
ここ数日,本格的に梅雨らしくなって来て,朝の散歩ができなくなってしまっています。私はいろいろ考えながら散歩をしているので,朝の散歩をしないということは考える時間がそれだけ減るということです。もちろん考えるだけなら家にいてもできるわけですが,目の前にPCやメモがあると,ついそういったものを頼ってしまい,考えることに集中できなくなってしまいます。また,PCやメモのような「外部記憶」があると,ついそれらを使って複雑なことを考えてしまいます。本来アイディアの類はシンプルでなければいけないので,「外部記憶」は有害なのです。そりゃ「あっても使わない」ことができりゃいいんですが,人間なんて弱いもので。 「人は気にいったものには金を払う」の嘘 前回から「オープンソースを販売すること」について書いています。前回に一通りのパターンを書いたつもりですが,昔からあると言われていてまったく触れなかったものが一つあり
携帯向けSNSサービスの「モバゲータウン」で知られるDeNAが2008年5月16日、携帯向けWebアプリケーションフレームワーク「MobaSiF」(Moba/Mobile Simple Framework)をオープンソースとして公開しました。 MobaSiFはPerlで作られており、コアとなるテンプレートエンジンや絵文字変換、日本語文字コード変換などはCで書かれたXSモジュールとして提供されています。 ドキュメントに「素朴で軽いのが特徴」と書かれているとおり、フレームワークを構成するファイル数はそれほど多くありません。DeNA自体、いろんなサービスを開発する際はこのフレームワークをベースにサービスごとに拡張しているようです。大規模かつ多くのサービスを柔軟に開発するDeNAのアーキテクチャがMobaSiFを通して伝わってきます。 MobaSiFは、2008年5月15縲・6日に開催されたPe
オランダで、個人情報保護を念頭においたオープンソースのスマートカードソフトウェアプロジェクトがスタートする。2010年までに成果を出す計画だ。 オランダの慈善団体NLnet Foundationが19日(現地時間)に発表した。プロジェクトは、オランダ・ネイメーヘンにあるラドバウド大学のデジタルセキュリティグループが率いるもので、主として公共輸送機関のスマートカード(JR東日本の「Suica」のようなもの)向けのソフトウェアを開発する。同団体はこのプロジェクトに約15万ユーロを投資するという。 NLnetによると、英国のロンドン都市圏交通事業体(TFL)のスマートカード「Oyster Card」など、複数の公共輸送機関のスマートカードでセキュリティ欠陥が見つかったという。そこでラドバウド大学では、第1世代の公共輸送機関スマートカードを改善すべく、"Public transport smart
開発支援ツールの分野でオープンソース・ソフト(OSS)のツールは,広く活用されている。今回調査した7分野の総合で見ると,回答数2305人のうち,26.6%に当たる613人が,OSSツールを利用していると回答した。 ツールの分野別に見ると,OSSツールの利用率にはばらつきがある。例えば,構成/変更管理ツールの分野ではその比率が特に高く,OSSツールの方が多数派である。回答数297人のうち,57.5%に当たる171人がOSSツールを利用している。テスト分野も,OSSツールの利用が多い。単体テスト分野は回答者の41.0%,負荷テスト分野は回答者の37.7%がOSSツールを利用している。 逆に,OSSツールの利用が少ないのが,分析/設計分野。利用者は405人中5人で,わずか1.2%にとどまった。プロジェクト管理分野も,11.2%と比較的OSSツールの利用比率は低い。 使っているOSSツールを個別に
印刷する メールで送る テキスト HTML 電子書籍 PDF ダウンロード テキスト 電子書籍 PDF クリップした記事をMyページから読むことができます 比嘉康雄氏といえば、Javaのための「依存性の注入(Dependency Injection:DI)」と「アスペクト指向プログラミング(Aspect Oriented Programming:AOP)」をサポートした、フレームワーク「Seasar2」のチーフコミッターであり、日本のオープンソースソフトウェア(OSS)の世界でも有名人と言えるだろう。そうした比嘉氏がOSSに出会ったのは、「社内での評価に対する不満」がきっかけだという。 電通国際情報サービス(ISID)に勤務している比嘉氏は先頃開催された情報処理推進機構(IPA)のイベント「IPAフォーラム2007」の中で、「開発を夢のある仕事にするには」と題する講演を行った。同氏は、20
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