政府は11日、他国の軍事行動などを監視する情報収集衛星のうち、夜間や悪天候時に対応する「レーダー3号機」を、12月11日午前10時から正午の間に打ち上げると発表した。宇宙航空研究開発機構(JAXA)の種子島宇宙センター(鹿児島県)から、H2Aロケット20号機で打ち上げる。 情報収集衛星は、カメラで撮影する光学衛星と、電波を使って撮影するレーダー衛星を2基ずつ組み合わせて計4基で運用する仕組み。レーダー衛星は過去に打ち上げた2基が07年と10年に故障して運用を停止。光学衛星は先月、バックアップ用の4号機が打ち上げられた。