北朝鮮が3月に韓国初の軍民兼用通信衛星の「ムグンファ5号」に電波かく乱(ジャミング)攻撃をしたことが確認された。軍当局者は14日、「3月に平壌(ピョンヤン)近くに位置した大型アンテナで莫大な量のかく乱電波がムグンファ5号に向け発射された。当時地上の国軍指揮通信司令部衛星運営局の対応で危機を克服した」と話した。また、「北朝鮮が韓国の通信衛星のジャミング防止水準をテストするために電波を発射した可能性に重点を置いている」とした。 戦争が発生し基地局など地上通信施設がまひした場合、軍の指揮体系を維持する方法は軍の通信衛星しかない。このため北朝鮮は電波かく乱を通じて韓国軍の通信衛星技術水準を把握しようとしたものと分析される。北朝鮮が電波かく乱を試みた時期も一般衛星を活用する衛星利用測位システム(GPS)にかく乱電波を発射した時期と一致する。同じ時期に北朝鮮が韓国の通信衛星にも電波かく乱攻撃を加えた事