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Bookと科学に関するja_bra_af_cuのブックマーク (22)

  • 「ブルーバックス」おすすめ10冊+α(9/28まで電子版半額セール中) - 沼の見える街

    講談社の科学系新書レーベル「ブルーバックス」が60周年記念ということで、9/28まで大規模な(史上最大らしい)電子版50%セールを開催中なので、個人的に面白かったり広めにオススメできそうなタイトルをまとめておこうと思った。 amzn.to ブルーバックスは広大な科学ジャンルを扱っているレーベル(昨年時点で出版総数2200点らしい)なので、チョイスが偏ってると思うけど…。数学とかも沢山あるのだが弱いジャンルなのであまり紹介できなかった。あと新しめのが多いです。 60周年記念の一環なのか、ブルーバックスが読み放題サービスのkindle unlimitedにもけっこうドカンと入ったので、加入して読み倒してもいいかも。いま3ヶ月無料キャンペーンもやってるそうなので(〜10/15)対象者はぜひ。 ところでオススメは「10冊」に絞ってみた…つもりだったが、いま目次を数えたら11冊あった。まぁあわ

    「ブルーバックス」おすすめ10冊+α(9/28まで電子版半額セール中) - 沼の見える街
  • マーティン・J・S・ラドウィック『太古の光景』(菅谷暁・訳) - logical cypher scape2

    サブタイトルは先史世界の初期絵画表現。原著タイトルは”Scenes from Deep Ttime: Early Pictorial Representation of the Prehistoric World” 19世紀のパレオアートについての科学史 「恐竜図鑑―失われた世界の想像/創造」展 - logical cypher scape2の副読として読み始めたのだが、行く前に読んでおくべきだった*1。少なくとも、恐竜図鑑展の第1章についての理解度は爆上がりするし、「パレオアートって一体何だ」というモヤモヤ感もある程度は解消する。 このの存在自体は、以前から知ってはいたのだが、邦訳があることを認識していなかった*2。実は原著は電子で買っていたのだが、そのまま積んでいた。英語で読める気がしないので邦訳があってよかった*3。 聖書の挿絵についての伝統を伏線としながら、過去の伝統から何を

    マーティン・J・S・ラドウィック『太古の光景』(菅谷暁・訳) - logical cypher scape2
    ja_bra_af_cu
    ja_bra_af_cu 2023/06/30
    19世紀にもうあったのね/“ジャンルの始点を決めるのは難しいけれど、それとは別に、そのジャンルが確立した時期というのもある〔……〕ジャンル概念には、その起源の歴史と使用の歴史との区別がある、”
  • あの「ナショナルジオグラフィック」が最後に残ったライターを解雇

    by Mario Spann 世界で最も読まれている雑誌のひとつであるナショナルジオグラフィックが、2023年6月28日にスタッフライターを全員解雇したことを、The Washington Postが報じました。1888年の創刊以来135年にわたって自然と科学を追究してきたナショナルジオグラフィックですが、デジタル時代の波に押される形で紙媒体での店頭販売を終了し、今後は記事も外部委託されることになります。 National Geographic lays off its last remaining staff writers - The Washington Post https://www.washingtonpost.com/media/2023/06/28/national-geographic-staff-writers-laid-off/ National Geographic

    あの「ナショナルジオグラフィック」が最後に残ったライターを解雇
  • 書評 「社会科学の哲学入門」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

    社会科学の哲学入門 作者:吉田敬勁草書房Amazon 書は科学哲学の中で特に社会科学の哲学についての入門書だ.私は社会科学についても哲学についてもあまり詳しくはない.そして最近読んだ進化政治学のにおいては著者が実在論にずいぶんコミットしているものの私が理解している科学哲学の実在論とはややニュアンスが異なるような印象もあってややもやもやしていたので,この際勉強しておこうと手に取った一冊になる.著者は科学哲学者で社会科学の哲学を専門とする吉田敬になる. 序章 社会科学の哲学を学ぶとはどういうことか まず書の目的について,社会科学の哲学という分野がどのようなものであり,どのような議論が行われているかを紹介するものだとしている. そこから序章における概念整理がある. 科学哲学の問題領域には論理学(推論の方法は正しいかなど),認識論(知識とは何かなど),形而上学(扱う対象は実在するのかなど),

    書評 「社会科学の哲学入門」 - shorebird 進化心理学中心の書評など
  • 藤崎慎吾『我々は生命を創れるのか』 - logical cypher scape2

    サブタイトルは「合成生物学が生みだしつつあるもの」とあり確かに合成生物学の話ではあるが、生命の起源研究の中に合成生物学を位置づけている感じ 藤崎が、この分野の研究者に取材した連載記事が元になっている。 面白そうだなと思ったから読み始めたわけだが、期待を超えて面白かった。 前半、アストロバイオロジー関連の話をしているところも面白いが、後半に「生命」概念を捉え直していくところが刺激的 がっつり取り組むとしたらめちゃくちゃ大変だが、人類学や心理学も含む形で、生命についての哲学というのがあるというのを感じた。 アストロバイオロジーの哲学というのがあったけど、こういう範囲までカバーできるとよいのかもしれない、と思ったりもした 「人が生命と思ったらそれは生命なんだ」式の話というのは時々出てく話で、出てくる度に「いやそれはどうなんだ」と思っていたのだけど、生命概念の一部に組み込まざるをえないということに

    藤崎慎吾『我々は生命を創れるのか』 - logical cypher scape2
  • 『心理学の7つの大罪:真の科学であるために私たちがすべきこと』読売新聞書評 - leeswijzer: een nieuwe leeszaal van dagboek

    クリス・チェインバーズ[大塚紳一郎訳] (2019年4月1日刊行,みすず書房,東京, vi+330+xl pp., 体価格4,400円, ISBN:9784622087885 → 目次|版元ページ) 読売新聞大評が一般公開された:「統計学の原罪と救済 — 心理学の7つの大罪…クリス・チェインバーズ著 The Seven Deadly Sins of Psychology」(2019年7月14日掲載|2019年7月22日公開) 統計学の原罪と救済 統計データ解析の界隈では、数年前から、これまで長らく使われてきた個々の解析手法ならびに一般的な研究ワークフローをめぐって論議の高まりが目につくようになった。書の舞台である心理学はその“ホットスポット”のひとつだ。著者は近年の実験心理研究のあり方、とりわけデータの取り扱いをめぐる“後ろ暗い”行為の数々を指摘する。 書が列挙する心理学の「大罪」の

    『心理学の7つの大罪:真の科学であるために私たちがすべきこと』読売新聞書評 - leeswijzer: een nieuwe leeszaal van dagboek
  • 「自然科学」概念の後に「人文学」概念は誕生した - 29Lib 分館

    隠岐さや香『文系と理系はなぜ分かれたのか』星海社新書, 星海社, 2018. 理系・文系論。タイトルにある疑問を扱った科学史が1,2章、産業界との関連が3章、ジェンダー絡みが4章、学際化についてが5章という構成となっている。著者は科学史研究者で、『科学アカデミーと「有用な科学」』という著書がある。 最初の科学史はとても面白い。一般的には、文系学問から分離するかたちで自然科学が誕生したと考えられているだろう。しかし歴史的には、最初に「自然科学」次に「社会科学」最後に「人文科学」と概念が出来上がってきたとのことである。自然科学や社会科学に属さないものとしてアイデンティファイされることで、人文科学が生まれた。もちろん、古代から哲学や文献研究はあったのだけれども、領域が明確になったのは19世紀末から20世紀にかけてだという。天文学や錬金術など自然科学だって昔からあったわけで、これは定義の問題になる

    「自然科学」概念の後に「人文学」概念は誕生した - 29Lib 分館
  • 読書メモ:文系と理系はなぜ分かれたのか(隠岐さや香 著) - 重ね描き日記(rmaruy_blogあらため)

    文系と理系はなぜ分かれたのか (星海社新書) 作者: 隠岐さや香 出版社/メーカー: 星海社 発売日: 2018/08/26 メディア: 新書 この商品を含むブログ (2件) を見る なぜだか知らないけれど、僕らは人を文系と理系に分ける。僕の父は理系で母は文系。僕自身は理系、妹は文系。新しく会社に入ってきたAさんは文系。上司のBさんは理系。どちらかに当てはめるのが難しい人ですら、「文理をまたぐ知識人」「バックグランドは理系だが文転した人」などと評したりする。 不毛な区別では?と思うことも多い。「理系(もしくは文系)が冷遇されている」といった無用な被害感情・対立感情を生んでいる気がするし、個人的にも「これだから理系は~」とか言われると、「ひとくくりにしないでほしい」と思う。でも、その次の瞬間には自分自身で「理系」「文系」と口にする。そもそも僕は「理工系出版社」に勤め、「理系」向けのを作って

    読書メモ:文系と理系はなぜ分かれたのか(隠岐さや香 著) - 重ね描き日記(rmaruy_blogあらため)
  • https://comingbook.honzuki.jp/?detail=9784065123843

  • Post-Itのはなし ~吸盤ではない 2~ | Chem-Station (ケムステ)

    以前の記事で少々気になったことがあったので追加で調べてみました。 Tshozoです。前回の記事を書いたあと、気になったことがありましたので追加で調べて記事にしてみることにしました。 それは、ヤモリの足のような極端な構造を持ってなくても身近に「すぐ付けて、剥がせる」という特徴を持ったモノがあるじゃないか、ということです。それはタイトルの通り、文房具四天王の1人「Post-It」。随分前に紹介しました3M社(日では住友3M社)のカンバン商品です。 住友3M社 HPより引用 最近の筆者のお気に入りは長さが変えられるロールタイプのもの このPost-It、以前から「特殊な接着剤が使ってある」「ノウハウがすごい」というような噂は聞いてましたが、じゃあ実際どういう分子構造の接着剤を使って、どういうノウハウが組み込まれているものなのか、をまともに調べたような話も最近はあまり聞きません。では一体何が特徴

    Post-Itのはなし ~吸盤ではない 2~ | Chem-Station (ケムステ)
    ja_bra_af_cu
    ja_bra_af_cu 2017/10/04
    引用されている黄変の画像は両面テープを使って貼り直した場合のやつで,ポストイット自体の糊で黄変するかどうかはこの画像からはわからない    付箋 ポスト・イット
  • 読書メモ:自然主義入門(植原亮 著) - 重ね描き日記(rmaruy_blogあらため)

    自然主義入門: 知識・道徳・人間性をめぐる現代哲学ツアー 作者: 植原亮 出版社/メーカー: 勁草書房 発売日: 2017/07/25 メディア: 単行 この商品を含むブログ (3件) を見る 最近、科学と哲学の距離が近くなっているのだろうか。科学者と哲学者が合同開催するシンポジウムとか、「○○の科学と哲学」といった題目の共同研究を目にする機会が増えた気がする。そうした場では、科学者と哲学者は互いから何を得るのだろうか。それは、科学と哲学の関係をどう捉えるかによるだろう。たとえば、 科学と哲学は質的には同じもの 哲学の土台のうえに科学がある 哲学が発展すると科学になる 科学と哲学は、目的も方法も異なる別ものである などいろいろな見方がありえ、どれが正しいかということ自体、長年の哲学の問題になっている。そうした「科学と哲学の関係にまつわる立場」の中で、いま最も勢いのある(?)のが、

    読書メモ:自然主義入門(植原亮 著) - 重ね描き日記(rmaruy_blogあらため)
  • 文体、プロット、トピック、全てを解析する──『ベストセラーコード 「売れる文章」を見きわめる驚異のアルゴリズム』 - 基本読書

    ベストセラーコード 「売れる文章」を見きわめる驚異のアルゴリズム 作者: ジョディ・アーチャー,マシュー・ジョッカーズ,西内啓,川添節子出版社/メーカー: 日経BP社発売日: 2017/03/23メディア: 単行この商品を含むブログを見る書は「ベストセラー小説に普遍的な法則は存在するのか?」という問いかけを、独自の判定モデルをつくりあげ検証した著者らによる一冊である。小説がヒットするかどうかは時の運という人も多いし、実際運が関与しない事象などこの世に存在しない以上それは正しい部分はある。そうなってくると次に出てくる問いかけは、運の割合はいったいどの程度のものか? というものだ。書はそれを解析してみせる。 手法のひとつを簡単に説明すれば、まず小説の特徴を抽出するアルゴリズムを用いて評価したいの各特徴を分類/定量化する。その後、ベストセラーと非ベストセラーを大量に読み込ませ、機械学習

    文体、プロット、トピック、全てを解析する──『ベストセラーコード 「売れる文章」を見きわめる驚異のアルゴリズム』 - 基本読書
  • 三中信宏×山本貴光:本を読むときに系統樹で考えるための《可視化することばとビジュアル》 前編「ネットワークを読み解くリテラシーを、基本的に人間は持っていない」- DOTPLACE

    2015年11月11日にパシフィコ横浜「第17回図書館総合展」B&Bブースで行なわれた、『THE BOOK OF TREES―系統樹大全:知の世界を可視化するインフォグラフィックス』(マニュエル・リマ、ビー・エヌ・エヌ新社、2015年)の翻訳者・三中信宏さんと、紀伊國屋書店主催の「紀伊國屋じんぶん大賞2016 読者と選ぶ人文書ベスト30」において7位を受賞した『を読むときに何が起きているのか ことばとビジュアルの間、目と頭の間』(ピーター・メンデルサンド、フィルムアート社、2015年)日語版解説・山貴光さんによるトークイベントの模様を、前・中・後編にわたってお送りいたします。 科学とデザインとの関係性、とグラフィックスのあり方など、これからのメディア、編集を考える上で示唆に富む話題が繰り広げられる対談、お楽しみください。 山貴光(以下、山):今日は対談のテーマである2冊の

    三中信宏×山本貴光:本を読むときに系統樹で考えるための《可視化することばとビジュアル》 前編「ネットワークを読み解くリテラシーを、基本的に人間は持っていない」- DOTPLACE
    ja_bra_af_cu
    ja_bra_af_cu 2016/03/11
    "いわゆる階層的ではないネットワーク型の分類が、日本ではよく広まっていますね。それの大元は何かというと、密教、仏教です""われわれ人間は、基本的にネットワークを読み解くリテラシーを持っていない"
  • 狩猟採集民の生活から道徳の起源を推察する、議論はやや粗め - 29Lib 分館

    クリストファー・ボーム『モラルの起源:道徳、良心、利他行動はどのように進化したのか』斉藤隆央訳, 白揚社, 2014. 人間の利他行動がどのように発生、進化してきたのかについて、民族誌を材料に大胆に推論するという書籍。著者はもともと文化人類学者であったが、キャリアの途中でジェーン・グドールに師事してチンパンジーの観察を手掛けるようになったという人物。書でも、類人猿と、初期人類の生活形態に近いはずの狩猟採集民がデータとなっている。 その議論は次のようなものである。人間に近い種であるチンパンジーやボノボの群れは平等に構成されてはおらず、アルファ雄が事や生殖の面で搾取的に振る舞うことができる。これに対し、狩猟採集民のグループにはヒエラルヒーが存在せず、リーダーも無く、狩人の間は平等である。なぜか。それは人間が大型動物の狩りを行うためである。大型動物の捕獲は一人の狩人では無理で、複数人の協力無

    狩猟採集民の生活から道徳の起源を推察する、議論はやや粗め - 29Lib 分館
  • 科学哲学の入門書

    そちらのコメントにも書いたが、生物学、物理学などの哲学は別として、一般的な科学哲学の概説書を読んでいくならオカーシャ『科学哲学』→戸田山『冒険』→森田『理系人』→伊勢田『疑似科学』→内井『入門』の順でいくとなだらかに難易度があがるはず。

    科学哲学の入門書
  • 人は小説を読むことで、脳に長期的な影響を与えることが判明(米研究)|カラパイア

    これまでの研究で、読書が脳を刺激するということは実証されており、例えば、「香水」「コーヒー」という言葉を読むだけで、脳の中の嗅覚に関する部分が活性化するということが2006年の研究により証明されている。 これらの実験は、人がを読んでいる時の脳の動きにフォーカスしていたが、最新の研究によると、読書が脳に及ぼす影響は、短期間ではなく長期に渡ることがわかったそうだ。 米ジョージア州アトランタにあるエモリー大学の研究チームは、人間が数日かけて1冊の小説を読み続けている間、その脳の中ではどのような変化が起きているかを調べた。 エモリー大学の学生21人に協力してもらい、19日間、fMRI(MRIを利用して、脳や脊髄の活動に関連した血流動態反応を視覚化する方法)を毎日撮ってもらった。最初の5日間はを読まない状態でfMRIを撮った。次の9日間は、学生達に夜にロバート・ハリスの小説「ポンペリ」を30ペー

    人は小説を読むことで、脳に長期的な影響を与えることが判明(米研究)|カラパイア
    ja_bra_af_cu
    ja_bra_af_cu 2014/02/03
    ”実際に脳の中も、まるで主人公と同じ行動をとっているような活動状況になっている”
  • 『自然を名づける―なぜ生物分類では直感と科学が衝突するのか』 分類学の進化 - HONZ

    世界は名前であふれている。 街ゆく若者が凝視する手のひらサイズの四角い機械には「スマートフォン」、鋭い目つきでゴミをあさる黒い鳥には「カラス」、体毛がほとんどなく出歯のネズミには見たままの「ハダカデバネズミ」という名前がある。これらの名前はもちろん、自然に授けられたものではなく、ヒトによってつけられたものである。名前のないものを見つけることが難しいほどに、ヒトはあらゆるものを分類し、命名してきた。世界を分類し命名することは、ヒトのDNAに組み込まれた能なのかもしれない。 それではヒトは、この分類し命名する能を抱えて、どのように世界と対峙してきたのか。人類の誕生以来能に任せて行っていた分類と命名が、学問へと昇華したのは18世紀。古典物理学がアイザック・ニュートンの『プリンキピア』から始まったように、生物の分類学はカール・リンネの『自然の体系』から始まった。書はリンネがどのように生物界

    『自然を名づける―なぜ生物分類では直感と科学が衝突するのか』 分類学の進化 - HONZ
  • 科学とは何か『科学論の展開』

    科学の質に迫るスゴ。無批判に科学を信仰する者は悶絶する。 「科学」とは何か。実験で立証されたから?再現性があるから?反証に耐えてきたから?この問いをハッキリさせ、それに答えようとする試みが、書だ。帰納や演繹を始め、クーンのパラダイム論やラカトシュの研究プログラム、実証主義やベイズ主義など、科学哲学の議論を噛み砕き、咀嚼し、批判する。 「科学」の確からしさを信じる人は、衝撃を受けるに違いない。「科学」という確固たる観念があって、それが紆余曲折を経てきたのではないことが分かるから。その観念自体も揺れて再定義されてきたのだ。 たとえば、科学の「正しさ」を帰納に求める人がいる。実験や観察といった事実から理論を導き出しているから、正しいというのだ。これには七面鳥の喩え話を紹介する。飼育場で育てられている七面鳥は、「毎朝餌をもらえる」という結論を出すのだが、翌日はクリスマス・イヴで、首を切られて

    科学とは何か『科学論の展開』
  •  「科学を語るとはどういうことか」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

    科学を語るとはどういうことか ---科学者、哲学者にモノ申す (河出ブックス) 作者: 須藤靖,伊勢田哲治出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2013/06/11メディア: 単行(ソフトカバー)この商品を含むブログ (20件) を見る 書は物理学者須藤靖と科学哲学者伊勢田哲治による科学哲学を巡る対談集である.実際には対談時のやりとりをベースにして,双方が調整しつつ加筆修正を加えており,メリハリの利いたきびきびとした対談に仕上がっている.帯を含めた装丁も大胆で,思わず手に取りたくなるうまい作りだ. 対談にいたる経緯は須藤の「はじめに」と伊勢田の「終わりに」にそれぞれ書かれている.須藤は因果を巡る「あまりにも的外れ」な議論が科学哲学においてなされていることを知り,その後に知り得たことも含めた科学哲学についての批判的な講義を駒場において行う.その講義案を伊勢田がネットを経由して閲覧し,

     「科学を語るとはどういうことか」 - shorebird 進化心理学中心の書評など
    ja_bra_af_cu
    ja_bra_af_cu 2013/06/23
    明晰/思考触発ってtogetterで見た説明だなと思ったらご本人だった: 「明晰さを追求する哲学・思考を触発する哲学」http://togetter.com/li/158196
  • 後藤和久『決着!恐竜絶滅論争』 - logical cypher scape2

    いいだった、これー 2010年に発表された、恐竜絶滅は小惑星衝突説で論争に決着が付いているとの論文を発表した41名の研究者たちの1人である地質学者による。 恐竜絶滅の原因が、小惑星衝突によるものだということは、専門家のあいだでは定説になっているのだが、反対論者たちのプレスリリースが相次ぐことによって、非専門家に対して「まだ議論が分かれているのだ」という印象がついてしまっていることを危惧した研究者たちによって、件の論文は発表された。 このも、同じ動機に基づいて書かれており、小惑星衝突説についてと、その反対説の問題点、そして何故このようなことが起きたのかということについて書かれている。 恐竜絶滅論争についてだけでなく、科学の論争に決着が着くというのはどういうことなのか、そして科学とメディアの関係についてまで触れられていて、面白い一冊。 筆者は、1977年生まれとまだ若く、研究者として活動

    後藤和久『決着!恐竜絶滅論争』 - logical cypher scape2
    ja_bra_af_cu
    ja_bra_af_cu 2012/09/07
    科学における学説が支持されるというのはどういうことなのかを学ぶのに好適らしい