5月23日、国際航空整備労組は今月、米配車アプリ大手ウーバーのニューヨーク地区のドライバーが組合に加入したと誇らしげに発表したが、米労働界が諸手を挙げて組合の発表を歓迎したわけではない。写真はニューヨークで6月、車に貼られたウーバーの表示(2016年 ロイター/Eduardo Munoz) [23日 ロイター] - 国際航空整備労組(IAMAW)は今月、米配車アプリ大手ウーバー[UBER.UL]のニューヨーク地区のドライバーが組合に加入したと誇らしげに発表した。 「働く人とその家族が守られ、尊重される。そんな形で新しい経済を確立するチャンスを組織労働者が手にした」――。だが、米国の労働界が諸手を挙げて組合の発表を歓迎したわけではない。 ウーバーのドライバーは正社員ではなく、外部の契約スタッフ。非正規労働者が単発の仕事(ギグ)を請け負う「ギグ・エコノミー」を象徴する存在だ。 だが、組合がウー