55年前に山口県で発掘された恐竜の卵の化石が新種のものだったことが、福井県立大学などの研究グループの分析で分かりました。この化石と同じグループに属する卵の化石が中国や韓国で発見されていることから、東アジアの広い地域で同じか近い種の恐竜が生息した可能性を示す証拠になるということです。 昭和40年に当時高校生だった男性が山口県下関市の1億2000万年から1億年前の前期白亜紀の地層で友人と発見しました。 福井県立大学と福井県立恐竜博物館の研究グループが4年前の平成28年から電子顕微鏡を使った分析などを進めた結果、中国や韓国の同じ年代の地層から発見されたものと特徴が一致したことから、同じグループに属する種の恐竜の卵であることが分かり、殻の構造や厚さの違いから新種であることが分かったということです。 この新種の化石には「下関の、裂け目が多い卵石」を意味する「ムルティフィスウーリトゥス・シモノセキエン
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