富山市の大手モールで28日、歩行者と路面電車のみが通行できる「トランジットモール」(富山新聞社特別協力)の社会実験が10月に続いて行われ、まちなかの市道に雑貨や飲食などの露店が立ち並び、大勢の家族連れらでにぎわった。試みは市などが2017年から年に複数回実施し、2カ月連続は初めて。今年最後の実験は天候にも恵まれ、活気ある路上に来場者と出店者の笑顔があふれた。 大手モール振興会などが原則毎月第4日曜に開催している定期市「越中大手市場」と併せて行われ、富山新聞会館前から平和通りまでの約220メートル区間が車両通行止めとなった。市場を含めたイベント全体で約80の団体、店舗が参加し、10月より約20事業者増えたため、区間も20メートル延びた。 市場には手作り雑貨やアクセサリー、コーヒー、パンなど個性豊かな店舗が集まり、人出が絶えなかった。市場とは別にブースを設ける新規参加団体もあり、JAなのはな(